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抗体の経口摂取が腸内細菌叢に与える影響を見てみます。
これは、母乳栄養児と人工栄養児の腸内細菌叢を比較したグラフです。
人工栄養には抗体が含まれていません。ビフィズス菌は両者に差がないのに対し、バクテロイデス、ユウバクテリウム、ペプトコッカス、ウェルシュ菌やその他のクロストリジウム、ベーヨネラ、大腸菌、連鎖球菌、緑膿菌、バチルス、酵母といった悪玉菌、日和見菌は母乳栄養児のほうが人工栄養児よりも低く抑えられています。つまり、抗体が悪玉菌を抑えていることを意味しています。
(Yoshimi Benno,et al. Microbiol. Immunol. 1984. 28(9):975-986.)