抗体のお話

抗体、特に生乳中のミルク抗体の有用性について解説します。

細菌毒素の作用

2006-03-03 00:00:15 | Weblog
 これらの細菌毒素の作用を挙げてみます。
 グラム陰性菌は全てエンドトキシンを持っています。エンドトキシンは抗体をつくる細胞であるBリンパ球全てを活性化してしまい、自己抗体の産生、自己免疫疾患に繋がります。
 また、マクロファージが活性化することにより、炎症性サイトカインの産生が促進され、老化や疾病に繋がります。
 ブドウ球菌などがつくるエンテロトキシンはスーパー抗原とも言われていますが、かなりの種類のTリンパ球を活性化し、また、免疫機能の疲弊による免疫力の低下を起こします。
 このように、細菌毒素により免疫異常と酸化ストレスが増大します。


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