今回、新しい家に引越しをすることを決断したのは突然のことだった。
来蘭してから住んでいた社宅は、ひとりで住むには十分な広さと便利さが備わっていたが、わたしたちの職場はあくまでシフト勤務であり、レストランのスタッフは夜の2時や3時に帰宅してくることも多かったので、そのたびに目が覚めることもあった。逆にわたしのシフトも早番や夜勤があるため、とにかく気を遣う。いつかはここを出て暮らしたい、そう思って1年と少しが過ぎた今・・・
アムステルダムにある住宅物件会社のHPはときどきチェックしていたのだが、そのときたまたまいい物件にめぐり合えた。
「これええんちゃうん?」
その瞬間から一気に引越し。きづけば新しい家にいた
さて、この物件はfundaというサイトで見つけたのだが、おそらくオランダ人の大多数がこのサイトから物件を探していると思われる。手数料がかからない上にやはり信頼度が高い。アムステルダムで住宅物件を探されているかたにはお勧めしよう。
ところで、アムステルダム(とくに中心地)で家を買う、または借りる、というと、とにかく、 「狭いうえに高い」という決まり文句がつきもの。概して言えば、2LDKでも軽く月に13~15万円くらいはする。金銭的にきつくなるのは承知だが、これまで我慢してきた一人部屋に比べれば、やはり快適さを求めてしまった。
さて、引越し、と決まれば、エージェントのコンタクトパーソン(以下、Danielle)と密に連絡を取り、アポを取っては家を見に行ったり、入居後の手続きなどを話し合うことになった。信頼できる会社、ではあったが、このDanielle、しっかりしてそうで、
"I forgot my agenda."(いまスケジュールがわからないの)
が口癖だった。ほんま、このひと大丈夫かいな・・・。ともあれ、結果的にはすべてうまく進んでいるので、彼女には感謝感謝。
引越しの前日までにまとめた荷物。いったいいつからこんなに荷物が増えたんや?といわんばかりのダンボールの山、山。毎日会社からダンボールを手で持ち帰っては箱を作り詰めていった。こんなに詰めるのが大変だとは!!
翌日、車で一気に引越しをするため、ドアから順番にスーツケース、そしてダンボールと順番に並べた。よし、準備万端。明日は一気に引越しだ!...to be continued...