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Agile Management for Software Engineering

2004-08-14 13:51:22 | 開発手法/方法論
洋書なので読むのが遅いのですが、今Agile Management for Software Engineeringという本を読んでいます。
主にTOC(Theory Of Constraints)の観点から、アジャイル開発手法が従来型の手法と比べてどこが優れているのかについて考察しています。作者のDavid J. Andersonは最初にFDDを創り出したプロジェクトのメンバーだった人だそうです。

大きな組織、特に官僚主義的な組織の中で「アジャイル開発をやりたい」と言い出すと、多くの壁にぶつかることになります。アジャイル開発手法はなぜうまくいくかの因果関係はそれほど明確ではないけれども、経験的にはうまくいくと分かっている方法を採用しているので、経営者の視点から見ると開発者が自分が楽しく仕事するためになにやら怪しげな理屈をグダグダこねくりまわしているように見えてしまいます。そして最後には結局「それ、いくらですか?」と言われてしまうのです。

この本はTOCの理論を駆使してアジャイル開発手法がビジネスで利益を生み出す手法であることを豊富な図表と共に解説しています。

後半の章ではXP、FDD、Scrumについてそれぞれ生産性と財政上のメトリクスの収集方法を解説している、と思われます。まだ最後まで読んでいないのでわからないですが。。。

アテネ五輪から目が話せないので、今日はこの辺にしておきます。
さっきもこれ書きながらテレビみていたら、ちょっと目を離したすきに柔道の野村が3回戦で開始14秒で一本勝ちを決めたシーンを見逃しました。腹だたしいことです。

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