6月12日(日)主日礼拝説教要約
「大切なことは神様との関係である」 長尾知明 牧師
キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。
(エペソ4: 16)
「からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、」建てられるとあります。ユダヤ人キリスト者と異邦人キリスト者、全被造物、教会…あらゆる関係性の中で適用できる御言葉であります。
神の作品として造られた被造物の一つ一つが、かけがえのないものです。互いが互いにの必要に応える存在であり、その造られた目的に従って生き、生かされる時、存在の喜びがあります。
人間に適用して考えてみましょう。私たちは造られた目的に従って生き、また生かされているでしょうか。私たちは時に自分を見失うことがあります。自分の生きる意味、存在価値、何かの役に立っている感じなどなど。どうしたら良いのか、分からなくなることが誰にでもあると思うのです。けれども、そのような時こそ、静まって祈り、神の御手によって存在させられていることそのもののかけがえのない価値、喜びを思い出したいものです。
今日の箇所で、「備えられたあらゆる結び目」、「しっかりと組み合わされ」「結び合わされ」というようにつなぎ合わされる意味合いの言葉が繰り返されています。特に強調されているメッセージでしょう。
一つ一つの部分を人間にたとえるならば、つなぎ合わされることは人間関係の部分にあたります。一人一人は、かけがえもなく尊いものです。しかし、人間関係といいますと、私たちは絶えず難しさや困難を感じる課題ではないでしょうか。立場が違えば感じ方が違い、主張が対立するのは当然です。
けれども、御言葉は「備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ」と語っています。今日の箇所の「キリストによって」は、罪赦されて父なる神と一つとなることを、その言葉の中に意味されていると、聞くことができるのではないでしょうか。
人間関係が、本当に良いものであるためには、一人一人が父なる神の御旨に沿うことを第一とするとき以外にはあり得ません。神の国と神の義を第一とするようにとの主の御言葉がありますが、それ以外に、私たち人間同士の関係性が本当に整えられることはないのです。
「成長して、愛のうちに建てられるのです。」とあります。キリストによって救われて、父なる神の子ら、兄弟姉妹となった一人一人が、今度はさらに結び合わされて、しかも、しっかりと組み合わされ、結び合わされて、からだ全体は建てられることになります。組み合わされる、結び合わされる、との御言葉が、人間関係にたとえられると理解されつつも、本当に大切なことは神様との関係であることが教えられるところです。被造物、一人一人がかけがえのないことを他の関係性から考えましたが、本当に大切なことは、神の御旨によって造られたということ、つまり神様との関係に、その根拠があることを教えられる思いがします。
十字架の主に現された神の愛こそは、全体を一つにさせ、愛のうちに成長させる、この建物の設計図の主旨であります。私たちは父御子御霊の神を心から信じ、主の十字架に現された、神の愛と赦しに従って今週も歩んで参りましょう。
「大切なことは神様との関係である」 長尾知明 牧師
キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。
(エペソ4: 16)
「からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、」建てられるとあります。ユダヤ人キリスト者と異邦人キリスト者、全被造物、教会…あらゆる関係性の中で適用できる御言葉であります。
神の作品として造られた被造物の一つ一つが、かけがえのないものです。互いが互いにの必要に応える存在であり、その造られた目的に従って生き、生かされる時、存在の喜びがあります。
人間に適用して考えてみましょう。私たちは造られた目的に従って生き、また生かされているでしょうか。私たちは時に自分を見失うことがあります。自分の生きる意味、存在価値、何かの役に立っている感じなどなど。どうしたら良いのか、分からなくなることが誰にでもあると思うのです。けれども、そのような時こそ、静まって祈り、神の御手によって存在させられていることそのもののかけがえのない価値、喜びを思い出したいものです。
今日の箇所で、「備えられたあらゆる結び目」、「しっかりと組み合わされ」「結び合わされ」というようにつなぎ合わされる意味合いの言葉が繰り返されています。特に強調されているメッセージでしょう。
一つ一つの部分を人間にたとえるならば、つなぎ合わされることは人間関係の部分にあたります。一人一人は、かけがえもなく尊いものです。しかし、人間関係といいますと、私たちは絶えず難しさや困難を感じる課題ではないでしょうか。立場が違えば感じ方が違い、主張が対立するのは当然です。
けれども、御言葉は「備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ」と語っています。今日の箇所の「キリストによって」は、罪赦されて父なる神と一つとなることを、その言葉の中に意味されていると、聞くことができるのではないでしょうか。
人間関係が、本当に良いものであるためには、一人一人が父なる神の御旨に沿うことを第一とするとき以外にはあり得ません。神の国と神の義を第一とするようにとの主の御言葉がありますが、それ以外に、私たち人間同士の関係性が本当に整えられることはないのです。
「成長して、愛のうちに建てられるのです。」とあります。キリストによって救われて、父なる神の子ら、兄弟姉妹となった一人一人が、今度はさらに結び合わされて、しかも、しっかりと組み合わされ、結び合わされて、からだ全体は建てられることになります。組み合わされる、結び合わされる、との御言葉が、人間関係にたとえられると理解されつつも、本当に大切なことは神様との関係であることが教えられるところです。被造物、一人一人がかけがえのないことを他の関係性から考えましたが、本当に大切なことは、神の御旨によって造られたということ、つまり神様との関係に、その根拠があることを教えられる思いがします。
十字架の主に現された神の愛こそは、全体を一つにさせ、愛のうちに成長させる、この建物の設計図の主旨であります。私たちは父御子御霊の神を心から信じ、主の十字架に現された、神の愛と赦しに従って今週も歩んで参りましょう。