自然を求めて近辺ぶらり

四季折々の風景、草花、野鳥などの写真を紹介しています。

尋ねまほしき園原や・・・

2023年04月17日 | 花・風景・紅葉
長野県歌「信濃の国」で、.
 ♪ 尋ねまほしき園原(そのはら)や
  旅のやどりの寝覚の床(ねざめのとこ)
  木曽の桟(かけはし)かけし世も
  心してゆけ久米路橋(くめじばし)

    と、歌われている園原へやって来ました。
    「花桃の里」の案内所で「駒つなぎの桜」が見頃を迎えているとの情報を得て、
    その桜を見るためです。

第1駐車場に車を止めて、東山道・園原ビジターセンター「はゝき木館」に向います。


第1駐車場から歩いて「はゝき木館」へ向かう
道筋で見かけた桜や桃などの花です。





満開の桜が出迎えてくれた
このあたりの風景も素晴らしかったです。
もう少し上にも駐車場があったのですが、
下にある第1駐車場を利用して正解でした。
歩いたからこそ目にできた風景でした。





「はゝき木館」の建物が見えてきました。
帚木 (はゝきぎ) とは、源氏物語にも登場する園原の名木。
草帚の形をした巨木といわれ、遠くからは良く見えるけれど
近づくと分からなくなる「不思議な木」とされ、
人の心のうつろい、迷い、不確かなものの例えに
使われました。(案内から)





「はゝき木館」の中には、"カフェ ほうきの木" があります。
「駒つなぎの桜」の道への情報収集を兼ねてティータイムとします。



建物の軒下でツバメの巣作りが始まっていました。
巣は二つありました。
今年初めて見たツバメです。



「はゝき木館」の館内です。


窓越しに桜を眺めながら一服です。










「はゝき木館」の前にある「門前屋」です。
名物は御幣餅と豆腐です。



「はゝき木館」を出て「駒つなぎの桜」に向かいます。
坂道を進むこと約750m、標高差70mを15分程だということです。
石置き屋根は「はゝき木館」です。







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信濃比叡広拯院
「はゝき木館」前の高台には信濃比叡広拯院があります。
今回は立ち寄らなかったので、写真は2021年4月20日に撮影したものを載せます。
伝教大師最澄が、東山道最大の難所神坂峠を越える旅人らの苦難を見かね、
無料の宿泊所を建てたことに由来しています。
比叡山延暦寺より「不滅の法灯」が分灯されています。







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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いにしえの世界へ (グランマ)
2023-04-17 06:10:56
イケリンさん

いにしえの世界がそのまま広がっているようですね

比叡山延暦寺の石段 とっても急で降りるときに怖かった記憶があります
こちらはちょっと緩やかに見えます
園原の里 (イケリン)
2023-04-17 06:29:56
グランマさん おはようございます。
このような風景を見られるところは貴重ですね。
広拯院は滋賀の延暦寺とゆかりが深く、不滅の法灯や根本中堂があるなど、
信濃比叡とつくだけのことがありますね。

仕方のないこととはいえ、石段や坂道を登るのが年々きつくなって来ていますが、
周りの風景に励まされて、意外と疲れを覚えずに坂道を上ることができました。
園原の名木 (ran1005)
2023-04-17 09:41:25
園原は未だ桜や桃・ツバキなども見られて春爛漫なのですネ。
源氏物語に出て来る名木の「帚木」は未だ見た事が在りません。
実際に見れば、随分年輪を重ね大木で、圧倒されるでしょうネ。
はゝき木館は惜しげもなく木材が使われて居る印象を受けて
現代ではとても贅沢な建物に感じます。

信州ではつい近年まで、切妻大屋根の本棟造りが見られましたヨ。
生糸で富を成した人々の名残の建造物で、今でも現存しています。

比叡山延暦寺より「不滅の法灯」が分灯されているのですか?
お参りすればご利益がありそうですネ。
石段を見れば恐れをなします。(笑)
園原 (さざんか)
2023-04-17 10:53:44
こんにちは。
信濃の国の歌が出て来たのは嬉しいです。
「尋ねまほしき園原や」の園原がどういう所か、恥ずかしながら初めて知りました。
東山道の難所、上坂峠のふもとにある村なのですね。
写真の説明をじっくり読ませて頂きました。
箒木もあまりに大きくて、遠くからは見えるけど近くに行くと分からない…その感覚分かります。
昔から和歌などにも出て来る有名な木だったのですね。
今は根本近くの幹しか残っていないのは残念です。
サクラや腿が満開の里、のどかですね。
信濃比叡広拯院は遠くから拝ませて貰いました。
貴重な投稿、有難うございました。
Unknown (たか)
2023-04-17 15:26:41
こうしてお写真を拝見させて頂くと
私の知らない場所が未だ未だたくさんある様です。
群馬とはお隣さんなのに、こちらは今が桜の見ごろなのですね。
下の駐車場に車を置かれた事が正解だったと言うのはお写真を拝見していて納得できました。
山登りと一緒ですね。
登りと下りの異なる景色を一度に堪能できますものね。
このエリアだけで見どころも多く十分、楽しめた事でしょう。

比叡山延暦寺もこちらの信濃比叡広浄院へも行っていないのは寂しい事ですね。
イケリンさんのお写真をお借りしてお参りさせて頂きました。
園原の里 (イケリン)
2023-04-17 17:15:27
ran1005さん こんにちは。
園原の桜は満開を迎えたばかりのようでした。
「帚木」は、根元の太さは周囲6m、高さ22mあったようですが、
写真は残っていても、実物は根元しか残っていないようです。
さすがに信州は銘木の産地だけあって、はゝき木館の建物は木材が
ふんだんに使われていました。 石置き屋根も今では珍しいですね。

広拯院さんは高台にあるので、お参りするのが大変です。
苦労してお参りするからこそ、ご利益があるのかもしれませんね。(笑)
信濃の国 (イケリン)
2023-04-17 17:20:58
さざんかさん こんにちは。
信州ご出身やお住いの方で「信濃の国」の歌を知らない人はいないようですね。
この歌ができたのが1,900年(明治33年)というのにも驚かされますが、
100年以上も延々と歌い継がれているというのも凄いことですね。
信州を愛する心と誇りが、この歌に詰まっているのでしょうね。

周囲が山に囲まれた園原の里の春は素晴らしかったです。
このロケーションが、桜や桃の花を一段と引き立てていますね。
園原の里 (イケリン)
2023-04-17 17:26:25
たかさん こんにちは。
日本は狭いようでも四季があるので、変化に富んだ風景が楽しめて、
素晴らしい国ですね。
やはり、歩くのが一番なのですが、ついつい近くまで車でとなりますね。
車だと一瞬にして風景が飛んで行き印象に残らないのですが、
今回は、ほんの少し下に駐めただけなのに、素晴らしい風景を目に
焼き付けることができました。風景は脚で見て足で味わうのが一番ですね。
日本の風景 (ちごゆり嘉子)
2023-04-17 20:56:12
桜の木のある風景素晴らしいですね
うれしかったです。ツバメにびっくり!
今年初めての写真です。
感謝です・・・有難うございました。
園原の里 (イケリン)
2023-04-17 21:29:23
ちごゆり嘉子さん こんばんは。
平地では葉桜に近くなっている時期に、ここの桜は満開を迎えていました。
高地の澄んだ空気の中に咲く桜は一段と美しく感じました。
ツバメ。私も今年初見だったので、びっくりしました。
これからツバメが続々とやって来て、賑やかになりそうですね。

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