いいの何気の部屋

毎日何かに引かれて行動するが 海岸に打ち寄せられる波のごとく 静かに引いてゆく

葬儀の日(喪主はただ耐える日)

2017-08-02 18:02:01 | 葬儀・葬祭
2017年7月20日(晴れ)
葬儀の日は朝から夜までびっしりのスケジュール
・葬儀のスケジュール
9時30分  出棺回向)、お別れの儀(夜伽以外の遺族・親戚葬儀場に集まる)
10時    出棺(火葬場へ)
10時30分  火葬斎場で荼毘(だび:死体を焼いて弔うこと)
11時    昼食
12時30分  収骨
14時    告別式
16時    精進落とし(夕食)
18時    寺参り(初七日、五七日、満中陰の法要を一度に実施)
19時    寺参り(五重念仏)

①出棺回向
・僧侶入堂
・読経始まる

②お別れの儀
喪主より順番に柩にお別れ花を入れ、合掌します。
柩に蓋をし、合掌します。

③火葬場に出棺
喪主は位牌、遺族は遺影を持ちます。
柩、位牌、遺影の順で葬列を組み、霊柩車に向かい、柩を納めます。
(棺を親戚や男性で運び、足の方から霊柩車に入れる)
霊柩車に位牌を持った喪主と遺影を持った遺族が乗り先頭にして何台かの車に分乗します。
斎場到着後、納めの式(僧侶の読経、喪主より順に焼香)の後に柩を炉に納め火入れとなります。
※僧侶が同行された時は、読経をあげていただきます。

④火葬時間を確認
一度、葬儀場に戻る。(約2時間後に斎場に戻る)
斎場から帰ったら、すぐに葬儀場で家族・親戚が昼食をとる。
遺族の控室で時間まで休憩

⑤収骨
各自の車で指定時刻に斎場に集合する。
斎場事務所にて火葬・霊柩車代(7,320円)を支払う。
(斎場使用許可書と死体埋火葬許可書を提出し、領収印と火葬した日時と署名及び印を受ける)
遺骨を骨壺に納める「骨上げ」を行う。
(火葬場係員の説明に従ってお骨上げをします。)
骨上げ後は骨壷を受け取る。
葬儀場に戻り、遺族の控室で告別式まで休憩

⑥告別式
・遺族・親戚着席、一般参列者着席
・式開始前に故人を偲んでナレーションを流す
・僧侶入堂(5名)
・読経始まる
・弔電奉読
・喪主焼香、遺族・親戚焼香
・喪主係員の指示に従い、焼香台近くで礼
・一般参列者焼香
・読経終わり、僧侶退席
・喪主又は親戚代表あいさつ
・一般参列者退席
※式途中で僧侶用の篭盛り(菓子と饅頭各1個)を人数分に区分けし持ち帰ってもらう。

⑦盛物分け
篭盛りと生花について、葬儀社にあらかじめ指定した数に区分けしてもらう。
遺族・親戚等に配布する。
葬儀場から帰宅する。

⑧家族・親戚など食事(精進落とし)
葬儀場に手配した食事が指定時間に届く。
家族・親戚にて夕食をとる。

⑨お寺参り
初七日、五七日、満中陰、五重念仏の「代非時」を組み内の家庭とお付き合いの家庭に事前配布。
非時袋に1,000円を入れて寺参りの時間を明記したものを組長さんに配布をお願いしておきました。
お寺に「しずくのもち」大1個、小49個と箱菓子(1種類)(3種類)をそれぞれ20個を車に積んで参加の遺族・親戚と共にお寺に行く。
・初七日、五七日、満中陰の法要
地区のしきたりで一度に実施するようです。近年、遺族が集まるのが難しくなっているためだそうです。
約30分程の読経でした。
・五重念仏(初重から五重まで五段階にわたって念仏の一大事を伝えるものである)
これは、親に聞いたが良く分からない。ってかさっぱり分からん。
分からないが五重に入っている方達と一緒に念仏を唱えた。
これには大変な技が含まれている。
参加者全員で椅子に座って南無阿弥陀仏を唱えるのですが、僧侶が起立すると同じように起立し僧侶が着席すると着席するを30回繰り返すのです。
隣の僧侶が起立着席をしながら紙に回数をメモしながら進めています。ただし、この僧侶が起立に従わないで主僧侶の動きに従うことです。起立するタイミングが異なる。
確か40年ほど前に親の代理で五重念仏に参加したような記憶があり、その時は座布団だったようで起立と
着席はとても大変だったことを思い出した。今は、高齢者が多いので椅子に代わってるようです。

ここまでで、葬儀の日が終了です。
自宅で休んだのが19時30分頃でした。
もう横になったらそのまま起きれない程くたくたです。
お風呂に入り体を癒して床につきました。

※更に続く法要
明日から自宅で3日間(初三日、初四日(この呼び方は無いようです)、初七日)の法要があるとのこと。
以降、二七日、三七日、四七日、初月忌、五七日、六七日、満中陰、百ヶ日の法要が自宅で行われることになる。

とても毎週実家にこれない為、僧侶と打ち合わせて数回を前倒しして合わせて法要としました。
毎回、御布施を10,000円(合わせた場合は20,000円)積むことになるとは・・・とほほ!
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通夜の日(喪主の慌ただしさに思考が混沌とする)

2017-08-02 10:36:56 | 葬儀・葬祭
2017年7月19日(晴れ)
前日に葬儀日程が決まり通夜当日の朝を迎えました。
・通夜のスケジュール
11時 湯灌・納棺
16時 葬儀場へ棺桶搬送
18時30分 通夜式

①湯灌(ゆかん)(安置しているご遺体の身体や髪を洗い清め、化粧を施し身支度を整える儀式)
(葬儀社のオプション価格64,800円なり)
病院側でエンゼルケアを実施しているが、遺族が故人の死を受け入れるための儀式としても有用なものといえるので実施しました。ただ身体を洗い清めるだけでなく、現世での悩みや煩悩なども綺麗に洗い流し、無事に成仏できるようにとの願いが込められています。
・自宅に簡易浴槽を持ち込んでの湯灌です。
(葬儀社より派遣の男女1組のスタッフで実施)
※男性が洗髪や顔剃り(女性の場合は顔の産毛剃り)などを担当し、女性が身体を洗います。
・主な手順
介護用の浴槽を使用し、簡単に設置し水を入れ、そこにお湯を注いで温度調整。
通常のお風呂とは逆の手順で、死者に関することは逆にする「逆さ水」と呼ばれる風習による。
洗うために衣服を脱がせますが、肌を見せないように布やバスタオルなどで覆います。
湯灌の儀の口上を述べてからご遺体を綺麗にしていきます。
まずは遺族が、ご遺体の足元側から胸元側へと洒水(しゃすい)していきます。
左手で柄杓を持ち桶から水を汲み、外向けに傾けながら体の中心に添い足元から胸までかけていきます。
洒水が終わると、ご遺体を丁寧に洗います。
・身支度
新たな着物を着せ髪をセットし化粧をほどこす。(煌びやかな仏衣でした)
※仏衣(ぶつい)は、納棺の際に遺体に着せる衣装のことを言います。
別名「死装束(しにしょうぞく)」とも言われ、全身真っ白な色をしているのが一般的です。
※なぜ白か
葬儀で取り入れられる逆さ事の一つとして、紅白の”赤”は、誕生を象徴する赤子の色として認識されているため、その逆の”白”を身に着けることで、生とは逆の死を表現しているという考え方です。

②納棺
遺体を棺へ納めるのですが、この時に故人の愛用品などをともに納めます(これらを副葬品と呼ぶ)。
火葬で燃え尽きるものだけを納めます。
・旅支度
脚絆(きゃはん)(すねあて)・手甲(てこう)を付ける。
三途の川の渡し賃だという 六文銭(偽札)を 頭陀袋(ずだぶくろ)に入れて、大切に胸の合わせのところへ入れます。
※六文銭(偽札)は現在、金属を入れたまま火葬できなくなっているため、紙に印刷されたものを使用
・旅の支度が整ったら、最後に皆で静かに蓋を閉じます。

③葬儀場へ棺桶搬送
葬家から棺出し、組内の方が数名見送りにお見えになった。

④家族・親戚食事
通夜式前に葬儀場に集合し葬儀場会食室にて夕食をとる。

⑤通夜法要
・遺族・親戚着席、一般参列者着席
・僧侶入堂
・読経始まる
・喪主焼香、遺族・親戚焼香
・喪主係員の指示に従い、焼香台近くで礼
・一般参列者焼香
・読経終わり、僧侶退席
・喪主又は親戚代表あいさつ(通夜は葬儀社司会代行あいさつとした。思考力なしのため)
・一般参列者退席

⑥控え室で夜伽(よとぎ:死者のかたわらで夜どおし過ごすこと)
喪主と妻が宿泊となる。(布団の貸出は2セット)

と、ここまでが通夜の一日でした。

母が入院してから、父の介護も含め10日間禁酒状態でした。
通夜の日は、夜伽で葬儀社へ宿泊となり父の介護は妹に任せたので少しだけビールを飲ませてもらいました。
何と美味しいことか。まさかの350ml缶で翌朝少し二日酔いかも。多分疲れで同じ症状になった模様。

葬儀の日は、もっとハードスケジュールが待っている。
無事に終われば良いのだが・・・・・
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