アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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荒天の中・・・

2021-05-21 07:44:46 | 日常
本日の天気予報、
1日中雨が降ったりやんだりな天気。
強風が吹くので
傘を飛ばされないように注意・・・。

そんな中、午後には車検に出した車を
引き取りに行ってきます。
よりによってこんな悪天候の中、
ディーラーさんまで行かにゃならんとは。(^^;)

話は変わりまして
一昨日、いつもの和菓子屋さんまで出かけて

上生菓子を3点買ってきました。


こちらは「忍音(しのびね)」
忍び音というのは旧暦4月に鳴く時鳥(ほととぎす)を意味するそうです。
お菓子の上部にうっすらと見える三角形のあんこは
ほととぎすを表現されたのだとか。
う〜ん、粋ですね〜。


こちらは「卯の花」
卯の花はウツギの花の別称です。
おから料理のことじゃないですよ。
(でも「卯の花和え」、美味しいよねぇ〜♪)

日本唱歌『夏は来ぬ』の1番の歌詞に
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音もらす 夏は来ぬ


とありますが、
おおっ、今回の和菓子の名前が2つも入ってる!


そしてもう1つの上生菓子、
こちらの名前は「麦秋(ばくしゅう)」

上にかかった「きな粉」に見えるものは「麦こがし」。
麦を炒ってから挽いて粉にしたものです。
麦落雁(むぎらくがん)の材料にもなっています。
とっても香ばしくて美味しい♪
栄養価も高いそうですよ〜。

それにしても、初夏の和菓子に秋の文字???
そう思いますよね?
小林一茶の句に
麦秋(むぎあき)や 子を負ひながら いわし売り
というのがあります。
(この句では「麦秋」を「ばくしゅう」ではなく「むぎあき」と読むそうです。)
麦の収穫は今頃で、秋という字は実りを指すのだとか。
だから麦秋は夏の季語であり、初夏を表すものなんですね〜。

美味しい和菓子をいただきながら、
楽しくお勉強させていただきました。
日本で生まれ育ってはや何十年経ちますが、
まだまだ知らないことはたくさんあるものです。