今日もらった友人のメールから、ドラッカーのマネジメント理論が社会全体にコロナウィルス以上に蔓延しているにもかかわらず、十分に活用できていない理由が分かった。
世の中の人は、ドラッカーの理論は盗んでいるが実践が盗めないのだ。
なぜなら、ドラッカー自身が学者なので実践していないからである。
実際に奥さんのドリスが耳が聞こえにくくなったドラッカーのために補聴器関係の会社を立ち上げた際に、ドラッカーは手助けをしなかったらしい。
想像するに、ドラッカーは強味を生かすことに徹底していたので、理論を組み立てること(マネジメントの体系化)には非常に興味があったのだが、実践することにはあまり興味がなかったのではないかと思う。
また、研究を続けるなかで、自分がマネジメント(を機能させる)する能力に長けていないことに気づいていたと思われる。
よって、マネジメントを機能させるという能力は、ドラッカーから学ぶのではなく、ドラッカーの理論どうりに実践している人から盗ま(学ば)なければならない。
ここでいう盗むは学ぶということであり、応用することである。
我々の時代の「学ぶ」の定義は覚えるであったが、ネクスト・ソサエティの「学ぶ」の定義は応用するになる。