今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・現実を直視せずに精神論で乗り切る人は無能である。期待値調整は、プロジェクトを成功に導く誠実なコミュニケーションである。
・私たちの日々の仕事においては、事実と解釈を切り分ける訓練ができていない。「この仕事を3日で終わらせるのは難しいです」という発言は、個人の解釈であり、感情である。感情を伝えるだけでは、相手にネガティブな印象しか与えない。
・多くの人は事実の提示を避けるが、事実の提示こそが、最強の期待値調整である。「事実を提示できないのは、自分の能力がないからだ」と考えるのはNGである。事実を把握するための仕組みが存在するのかを考えなければならない。
【自分の仕事を方程式化する4段階】
1.仕事を小さなタスクに分解する。感覚を信じるのではなく、事実を信じる。感覚で物事を進めると、たくさんの人が不幸になる。
2.分解したものをひとつずつ見積もる。それぞれのタスクは何時間かかるかを、肌感覚で良いので置いていく。仮の見積もりでも、ほとんど合っている。分解して肌感覚で見積もることをクセにする。
3.コスト変動要因を特定する。失敗したり苦戦したりする確率が高いと思うのであれば、多めにバッファを取る。コスト変動要因を加味して分解したものを、より正確にしていく。
4.チームで共有する方程式を作る。
・準備をしなくても頭の中で推定して概算の見積もりを出す技術は、組織で膨大な意思決定を瞬時かつ正確にこなしていくためにはマストの技術である。曖昧な未来予測ではなく、現実を計算する。それをやるだけでも、仕事のパフォーマンスや周囲からの評価が劇的に変わる。
・リーダーの立場にいる人も、メンバーには事実で語るように促し続けよう。リーダーであれば、何度もお手本を見せて、やらせてみる。それを繰り返しているうちに、皆が事実の方程式の武器を手に入れている。