バンマスの独り言 (igakun-bass)

趣味と実践の音楽以外に日々感じる喜びや怒り、感動を記録するためのブログです。コメント大歓迎です!

望(のぞみ)、14年目の命日を迎えて

2013年02月03日 | 日常
このブログもいつまでも「謹賀新年」のままじゃあまりに申し訳ない・・・と思いつつ1月はコメントの応答のみでじっとしていました。

毎年、節分の2月3日は我が娘の命日。
14年前の今日、1歳7カ月で突然逝った3番目の子。この子が亡くなって3ヶ月後には今の末っ子が生まれています。
死んだ子の歳を数えても仕方のないことですが生きていればこの春には高校生になっていたかも。
子供が4人もいたらきっとにぎやかな家族生活を送っていただろうな・・・今でも3人の子がそれぞれ好き勝手な事をやって元気でいますが・・・と想像することは多いです。

仏壇の中に小さな位牌が僕の父と母に挟まれて置かれ、笑うでもなく泣くでもなく長い沈黙を続けて14年。
少しづつこの子の声や動きに関する記憶は薄れてきました。
申し訳ないが仕方がないですね。時間が経つということはそういうことです。

なのでせめて命日はブログに小さな記事を残し、家族と望(のぞみ)の思い出を語りたいのです。



そして今日のこの記事を書くことがきっかけになってブログの更新がまた復活できるような予感がしています。



実はバンド活動がメンバー一人が僻地に単身赴任していて、これまでのような定期的な練習ができなくなり、自分の生活も仕事一辺倒になって活性化していないのが「書く気」をそがれている一因なのです。
また気が重くなるようなニュースの数々。アベノミクスとやらの怪しげな経済のかじ取り。
過去の悪しき自民党政治に戻っただけで経済のマインドが活性化しているかのような錯覚。
弱者へ対するきびしい政策の数々。参院選を前にして牙を隠す政権。
原発ゼロ対策の後退。柔道の世界や学校の課外活動で表面化した「体罰」のまん延。
・・・・こうやって書けば気に入らない事は箇条書きで百を超えるでしょうね。

このような数えればきりがないほどの不快感が世の中に対してあっても、それをブログに吐き出すことへの逃避があったのは事実でした。本当に気分が悪くなるようなことばかりで。


1月はひたすら本を読み、グレン・グールドのバッハ演奏に没入していました。
来る日も来る日もグールドを聴いていました。
「トッカータ」や「平均律クラヴィーア」や「フーガの技法」など。
彼とバッハの世界にひたすら逃げ込んでいたと思います。

ロックバンドをやっていても辛い時や心が疲れた時はクラシックを聴きます。
先日のペルトもそうですが、ああいう音楽で癒される人は多いと思います。
もちろん元気になるとまた「爆音」音楽が楽しくなりますが・・・。


今日の節分が過ぎれば「立春」ですね。

公園や街角に「蝋梅(ろうばい)」の香りが漂ってきました。僕はこの香りをかぐと一瞬幸せな気分になります。
この後、「沈丁花」の香りが続き春になっていくのです。

春には4月にバンドのライブがあります。はなはだ練習不足の状態で臨むステージですが当面はそれに向かってテンションを上げていくことになるだろうと思います。

またこのブログの更新を再開するのでよろしくお願いしますね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蝋梅、満開ですね (ねこっち)
2013-02-07 15:22:30
こんにちは

先週くらいから蝋梅が楽しめてますね。

この花をみると、バンマスさんが心に浮かびます。

ゆっくりお過ごしください。
冬と春の間の今の季節、結構好きです。
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立春・・・でも春はまだ先 (バンマス@発行人)
2013-02-07 17:16:19
>ねこっち さま

こんにちは。
お久しぶりです。お元気でしたか?

蝋梅・・・ガラス細工のように繊細な作りと香りの高いこの時期最高の花を僕なんかと重ね合わせてもらうなんて恥ずかしいようなうれしいような。

1月は色々な事があって心が空っぽのようになってしまい、しばらくここからも離れていました。月が変りやっと音楽も心に響くようになり、流れる時を感じられるような心持になりました。

ねこっちさん、ご心配かけましたね。
ゆっくりと過ごしたいと思います。うれしい言葉でした。ありがとう!
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