バンマスの独り言 (igakun-bass)

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未知なる病気の恐怖

2007年03月07日 | 映画
地球上の人類が最も恐れるべきことは何でしょうか?
みなさんはそんなことを考えた事がありますか?

地球温暖化? 核戦争? 無差別テロリズム? 地震・台風・洪水・火山爆発などの自然災害? 地球外天体との衝突?
考えればいろいろ出てきますし、それぞれがもっともな意見でもあると思います。

が、僕はまっ先に恐怖と思えるのは感染性・伝染性の未知なる病気が地球上に蔓延することだと思っています。
エイズ、エボラ出血熱、ウエストナイル熱など主に動物を介してヒトに感染していくウイルス系の病気や、最近国内でも患者が増えているという結核、復活が噂される天然痘、抗生物質の効果がない感染病原体(院内感染で問題となっている)などなど、目には見えなくても人類を滅亡させる力があると思えるような恐ろしい病気を引き起こすこれらの病原体こそが、今の人類の最も脅威となるものであると思います。

そしてこれに関連して開発されている生物兵器なども、一旦病気が一人歩きし始めたら核よりも歯止めが利かないという点でより恐怖です。

さて、そんな病原体との戦いを描いた「ウイルス恐怖ものの元祖」というべき映画を今日は見ていたので、また映画の話題になりますが書いてみます。

その映画は「Outbreak(アウトブレイク)」(1995米)です。
監督は僕が大好きな「Uボート」などを作ったウォルフガング・ペーターゼンです。
まぁこの監督はけっこう好きなのでくまなくその作品は観ていますが、それに加えて大好きなモーガン・フリーマン(「ショーシャンク」などなど)やダスティン・ホフマンなどの大物俳優がいい芝居をしていてすばらしい仕上がりです。

この映画はオープニングからして気に入っています。
ジャングル地帯ですでに原因不明の病気に襲われている兵士たちが登場して、野生のサルが大写しになります。これでもう「エボラ」かな?と思うのですがこの兵隊たちのキャンプは病気の蔓延を恐れた軍(国家)によって爆破消滅させられます。

この病原体がアメリカ本土の小さな町にひょんなことから「上陸」して、人々に次々に感染していくという怖い話です。
95年公開作品ですが、今見ても全く古くはないし、中でもヘリコプター・チェイスのシーンなどは映画史上空前絶後のすごさですし、ラストは感動的ですらあります。
パニック映画大好き人間の僕としては、先が読めるようなストーリー展開やいかにもハリウッド的な派手な作りにもあえて文句を言わないで夢中になれる作品です。

これを観ているとほんとに病気が人類を滅ぼしうるんだと言う事をひしひしと感じます。
また人類のこうした弱みにつけ込んだ「生物兵器」などの開発は極悪の所業であると断じざるをえないです。
考え方によっては「核」よりも恐ろしい「ミクロ」の恐怖をこの映画は娯楽作品ではありますが教えてくれているようです。

「アウトブレイク」です。 つたやで借りて観てみてください!


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