「ネジバナ」という植物の事は以前書きましたね。
去年の7月のことです。
今年はいつ見られるかなぁと事あるごとに芝生が生えている場所でこの小さな植物を探していました。
去年見つけた芝生のスペースにはまだ彼らを見つけることができません。ちょっとがっかりしていたら、先日ある訪問先の駐車場の一角にある5m四方の芝生スペースに雨後のタケノコのように十数本のネジバナを発見。
仕事を終えてから、そこに戻り腰を地面に下ろし、というか這うようなかたちで彼らを至近距離で眺めていました。
僕が奇妙な行動を見せたからか近くの人が何事?と寄ってきました。
残念な事にこの日は携帯のカメラしかなくて、日中の光の中ではその小さな画面でピントを確認できるわけも無く、適当に近い位置から撮影しただけでしたが、その間その場に来た幾人かの人にこのネジバナの説明をしてあげました。
花が小さくその上緑の草の中にピョンと立ち上がっているものですから、意外とその存在に気がつかない人が多いんですね。
でも近づいてよ~く見ればこんな可憐できれいでかわいい花は少ないと感じる方も多いのでは、と思うのです。
一番には、そのきれいなピンク色。その次はその小さな花の付き方(ねじれ方)。そして唐突に草の中から立ち上がっているその風情。
去年のこのブログでも写真を載せていますので再度見ていただければと思いますし、またネット上の「ネジバナ画像」検索で多くのきれいな写真を見ることができるでしょう。
今年の僕の発見は例年に比べ少し早かったです。去年までの場所には生えていないのがちょっと心配なのですが、今回はずいぶんな本数が一時に咲いているのを発見したわけです。
かわいい! もう何と言われてもかわいい!こんな野草に仕事中でも会えるなんて、ほんと小さな幸せ。
普段僕はある状況に出会うと「音楽ソムリエ」のごとく、それに合う音楽が頭に浮かんでくるものなのですが、このネジバナを見て音楽が何も浮かんでこないんです。これは個人的ミステリー!
あまりに小さく、覗き込んで見ているうちに音楽の事なんて忘れてしまっているのだと思います。まぁ無理に音楽を同化させることもないですし・・・。
(いずれもネットより)
もしこの花がもっともっと大きくて立って見られるような植物だったなら・・・って考えることがありますが、それはもう僕のイマジネーションをかき立てるような存在にはなっていないでしょう。このミクロサイズのピンクが最高なのです。小さいがゆえに踏みつけられる受難もあるでしょうが、堂々と自分の存在を主張しない呑気さがとても好きです。
ついでなのですが、この時期同じような小さな花でお気に入りがもう一つあります。
カタバミです。きれいな黄色もあります。これも以前しっかりと取り上げました。写真も載せてあります。
この花も今、家の周りで美しくもしぶとく自生しています。
その記事はこちらです。どうぞこの時期のこのような小さな花に関心を持って下さい。
ムラサキ・カタバミ
以下は「ネジバナ」に関するWIKIからのコピー。参考にして下さい。
特徴:
湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もある。学名の Spiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」に由来する。右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もある。右巻きと左巻きの比率は大体1対1である。
花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花茎の高さは10-40 cm。 花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。白花や緑色の個体もしばしば見られる。コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで他花受粉が起こると考えられるが、長期にわたって花粉塊が運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させることが知られている。開花時期は4-9月。
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つける。冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びる。根は極めて太短く、細めのサツマイモのような形で数本しかない。ごく稀に真っ白い花をつける個体(シロネジバナ、シロバナモジズリ)が見られ、園芸愛好家に特に好まれる。
去年の7月のことです。
今年はいつ見られるかなぁと事あるごとに芝生が生えている場所でこの小さな植物を探していました。
去年見つけた芝生のスペースにはまだ彼らを見つけることができません。ちょっとがっかりしていたら、先日ある訪問先の駐車場の一角にある5m四方の芝生スペースに雨後のタケノコのように十数本のネジバナを発見。
仕事を終えてから、そこに戻り腰を地面に下ろし、というか這うようなかたちで彼らを至近距離で眺めていました。
僕が奇妙な行動を見せたからか近くの人が何事?と寄ってきました。
残念な事にこの日は携帯のカメラしかなくて、日中の光の中ではその小さな画面でピントを確認できるわけも無く、適当に近い位置から撮影しただけでしたが、その間その場に来た幾人かの人にこのネジバナの説明をしてあげました。
花が小さくその上緑の草の中にピョンと立ち上がっているものですから、意外とその存在に気がつかない人が多いんですね。
でも近づいてよ~く見ればこんな可憐できれいでかわいい花は少ないと感じる方も多いのでは、と思うのです。
一番には、そのきれいなピンク色。その次はその小さな花の付き方(ねじれ方)。そして唐突に草の中から立ち上がっているその風情。
去年のこのブログでも写真を載せていますので再度見ていただければと思いますし、またネット上の「ネジバナ画像」検索で多くのきれいな写真を見ることができるでしょう。
今年の僕の発見は例年に比べ少し早かったです。去年までの場所には生えていないのがちょっと心配なのですが、今回はずいぶんな本数が一時に咲いているのを発見したわけです。
かわいい! もう何と言われてもかわいい!こんな野草に仕事中でも会えるなんて、ほんと小さな幸せ。
普段僕はある状況に出会うと「音楽ソムリエ」のごとく、それに合う音楽が頭に浮かんでくるものなのですが、このネジバナを見て音楽が何も浮かんでこないんです。これは個人的ミステリー!
あまりに小さく、覗き込んで見ているうちに音楽の事なんて忘れてしまっているのだと思います。まぁ無理に音楽を同化させることもないですし・・・。
(いずれもネットより)
もしこの花がもっともっと大きくて立って見られるような植物だったなら・・・って考えることがありますが、それはもう僕のイマジネーションをかき立てるような存在にはなっていないでしょう。このミクロサイズのピンクが最高なのです。小さいがゆえに踏みつけられる受難もあるでしょうが、堂々と自分の存在を主張しない呑気さがとても好きです。
ついでなのですが、この時期同じような小さな花でお気に入りがもう一つあります。
カタバミです。きれいな黄色もあります。これも以前しっかりと取り上げました。写真も載せてあります。
この花も今、家の周りで美しくもしぶとく自生しています。
その記事はこちらです。どうぞこの時期のこのような小さな花に関心を持って下さい。
ムラサキ・カタバミ
以下は「ネジバナ」に関するWIKIからのコピー。参考にして下さい。
特徴:
湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育する。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もある。学名の Spiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」に由来する。右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もある。右巻きと左巻きの比率は大体1対1である。
花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花茎の高さは10-40 cm。 花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになる。この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られる。白花や緑色の個体もしばしば見られる。コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで他花受粉が起こると考えられるが、長期にわたって花粉塊が運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、自家受粉を成立させることが知られている。開花時期は4-9月。
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つける。冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びる。根は極めて太短く、細めのサツマイモのような形で数本しかない。ごく稀に真っ白い花をつける個体(シロネジバナ、シロバナモジズリ)が見られ、園芸愛好家に特に好まれる。
ちょっとした芝生というか、緑な場所に生えているんですよね。
先日 職場近くで咲いている場所を見つけまして
見るのを楽しみにしていたのに、草刈りで刈られてしまっていました。
さみしいです。。。
でも、その近辺で咲いているのを見つけました。
刈られないでいてほしいです。
残念な事にこの花、草むらからヒョイと茎を伸ばしていると、ただの雑草(雑草という植物はこの世にありませんが!)と思われて何の未練も無く刈られてしまうことが多いのでしょうね。
それが多くのこの子たちの運命。だからこそこんなささやかなブログですが、この植物の存在を知ってもらいたいと考え、書いたのです。
この花を見て優しい気持ちにふとなってくれればうれしいな、とも思いつつ。