幽霊が見える、という人は？

幽霊が見える、という人の話をします。
実は僕の周りにも数人いて、なんでもない風景や写真・絵の中に「お化け」がいる！なんて時々言うのです。

幽霊は人の心の中に存在しているので、幽霊が存在していると思っている人にしか見えません。
心の中に「いる」と思っている人は「心の構え」ができているので、幽霊に敏感に反応するのです。

トップの絵を見てください。これは心理学では有名な絵なのですが、普通の人が見たらこれは
＜寂しげな海岸の墓場＞に見えると思いますが、幽霊に敏感な人は違う見え方をします。

「ナポレオンが木と木の間に立っている」・・・とすぐに気づくのです。

同じものを見ていても、特定の人だけに見えるのは、見方が違う、ということなのです。

人は見たいものを見るものです。
同じように聴覚ではたくさんの音（騒音）の中でも聞きたい（注目したい）友達の声や音楽だけを抜き出して聞けますよね。
幽霊なんて見たくないかもしれませんが、いつも気にしている人には見えてしまうのです。

人の認知は思っているより＜主観的＞なのですよ。

ちなみにこの絵は「ナポレオンの亡霊」といいます。