バンマスの独り言 (igakun-bass)

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日本語的発想を捨てる

2010年12月24日 | 一言英語
うわ~、とんでもなく久しぶりのカテゴリー「一言英語」へのエントリーをしますね。

本ブログのページ右上には日付と並んで「カテゴリー」を表示してあります。そこをクリックしてもらうとそのカテゴライズされた話題がすべて抽出されて読むことが出来ます。
久しぶりに書く「一言英語」のカテゴリーでの今までの最新は2008年4月7日付でした。

そこには2番目の子(長女)が高校へ入学する、なんて話を書きましたが、その子も来春はめでたく大学生となります。
更新にずいぶんと時間が経ってしまったのです。


さて久しぶりに英語の話をします。

僕が初めてニューヨークに行って生活を始めた時、やはり一番の問題は言葉の問題でした。
しかし外国語というのはけっして照れずに、ひるまずに、図々しく、適当にごまかしたりせず、恥を恐れず、フレンドリーに相手(現地の人)に向かっていけば短期間にマスターできるものなのです。

あえて言わせてもらえれば、僕は上記の資質を持っていたようで、英会話はすぐに一般生活に支障のない程度までは上達しました。

しかし意外と手こずったことが一つだけありました。

ちょうどそれと同じような苦労をしたという話が先日新聞に載っていたこともあって、一部を引用しながら今日はそのことを書きます。

それは会話中の「否定疑問文への答え方」なのです。
すでに英会話をマスターされている方には今日の内容は不要ですが、そうでない方はけっこう日本人が失敗する会話文なのでぜひ参考になさってください。


向こうで人と話す時に多かったのが「Don't you ...?」とか「Aren't you ...?」などのように否定語を文頭に置いた否定疑問文というカタチでした。

Do you know him? (彼を知ってる?)   
    
Yes,I do.  (うん、知ってるよ)
No,I don't. (いや、知らないよ)

これは問題ないですよね。



じゃ、問題の否定疑問文で、

Don't you know him? (彼を知らないよね?) 

と聞かれたら・・・・?  (けっこう多いのですよ、このような会話)

あなたは頭の中でそれも日本語で、こう考えるわけです。


「うん、知らないよ」は 「Yes」を使い、「いや、知ってるよ」は 「No」を使うんだ、と。


どうです、このようにとっさに日本語的に答えてしまわないでしょうか?

実は初めは僕もそうでした。どうしても和訳した後に英訳して口に出してしまうのです。


しかし正解は、

Yes, I do.  (いや、知ってるよ)
No, I don't. (うん、知らないよ)

となります。これを会話の中で淀みなく話せるようになればもう一人前(?)なのですよ。

説明を加えれば、英語では質問の肯定・否定にかかわらず返答内容が肯定ならYESを、否定ならNOを用いるのです。
つまり「知っている」のなら否定疑問文で聞かれてもYESになり、「知らない」のならNOになるのです。

Do You ...? で聞かれようと、Don't you ...? で尋ねられようと同じだということです。

要するに、述語動詞を肯定する時はYES、否定するのであればNO、です。


けっして日本語に変換して考えない事です。
日本語に置き換えて考えると、日本語に惑わされて、Yes, I don't. とか No, I do. としてしまうからです。(もちろんこうした英語表現はありません)


どうですか?
多くの日本人が現地(NY)でこんなふうな言い方をしているのを僕は数え切れないほど見聞きしました。
英語の学習者が必ず超えなければならない日本語的発想からの脱却なのです。








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