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続・三浦九段問題

2016-10-25 00:01:25 | 将棋とか
面倒くさいから気にしないことにした将棋の三浦九段問題だが、やはり気にはなる。

ひとつ言えるのは、この件をとらえて組織のインシデント対応を語る論調があったけども、それは噴飯。
そもそもが日本将棋連盟はいわゆる普通の組織では全然ない。

こういう不祥事が起きた時、普通の組織なら全構成員に箝口令が敷かれ余計な情報流失や憶測が起こらないようにするもの。
ところが日本将棋連盟の場合、事件が起こるやあちこちで棋士ひとりひとりが、
「私はこう思う!」
「これが最善手だ!」
「奴は一億%クロ!」
と勝手に叫びだすのだ。
格好の燃料投下で事態は悪化するばかりだが、棋士はひとりひとりが個人事業主でその集合体が連盟、という側面があるので、そこまでシビアに言論統制ができる風土がない。

またなにより、あらゆる揉め事が斬り合いで始まり差し違いで終わるという、荒々しい伝統がある。
今回のこれだって、渡辺の告発から三浦の反応までが、将棋で言えば一直線の斬り合いで、最初から絶対にただでは済まない。
世間一般の組織ならばこうなってしまう前に、妥協点、落とし所、玉虫色決着、ソフトランディングといったことを考えるものだが、これが絶対にそうはならない。
過去の様々な事件でも、決定的に誰かか傷つくか、あるいは連盟外の大人が譲歩するか、いずれかの形でしか事は終わらかった。

男らしいといえば男らしいが、
アホらしいといえば実にアホらしい。
それが面白いと言えば面白いのかもしれないが、
やっぱり見てる側はどっと疲れるの。
さっさと終わらせて、将棋だけちゃんと見せてもらえないだろうか。

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