春の面談シーズンであります。・・・
新規のご相談や元々の生徒のご相談などが目白押し~。・・・
そんな中で小学5年生に上がる子たちは、学校での英語の授業に先駆けて英語の塾に入ろうとしているようです。・・・
はっきり言いますと、小学校での英語の授業は何の肥しにもなりません。単に解説、説明に過ぎないのです。あくまで「外国語にふれよう!」程度なので、文法的な話は一切無しです。・・・
習得させていくようなレベルではありませんね。・・・
だからわざわざ塾に通わなくても良いと言えばそれまでですが、・・・
ただ、やるなら5年生ぐらいからみっちり中1年生レベルをやり始めた方が良いですね。・・・
中1年になっていきなり文法を言われても、チンプンカンプンですからね。・・・
ある程度感覚的に小学生から習得していれば、その文法が生きて来ます。・・・
じゃ~、英会話に通わせて~・・・
少しお待ちを・・・
英会話も小さい時からやれば非常に有効です。でも、良く考えてほしいのですが、中学生では英会話はしません。高校入試にもそんな試験は出ません。高校でも最近ようやく、コミュニケーションがとれる指導をという事を文科省が言い出して、教師たちを海外研修に行かせ始めた処ですね。更に大学のセンター試験も会話の試験は無いですよね。・・・
将来のスキルアップのために必要ですが、直近で有効なのは文法的理解です。要は、テストに勝てればいいのです。とりあえずはね。・・・
ただし、やっていて損はない。・・・
英語も言語なので、聞いて覚えて、話して覚えて、そして書いて行って、の流れが一番定着しやすいですよね。英会話も有効ですね。・・・
でもね~。・・・
よくうちの海外生まれのスタッフが言うのですが、日本の英語のテストはおかしいのだそうです。実際の会話ではそんな表現はしないと言うのが多いそうです。だから、そのテスト的に指導していると会話的指導など意味が無くなるそうです。会話だけ習得していると、テスト問題が理解できないのです。これ、現実の話ですよ~。・・・
小学生にとって僅々で必要なのは、中学に入ってから困らない事、高校で困らない事、大学受験にも有効な事です。・・・
小学校での今の英語の授業は、正直実用的ではないですね。やるなら、今の中1レベルを小5年でするべきなのです。・・・
そういう事と並行して英会話は別枠で指導を受けた方がより有効なのです。・・・
当然一生ものは英会話です。でもやはり目の前の大きな壁をいくつか乗り越えるには、対テスト、対入試対策的な指導は重要ですね。・・・
だからもし、「小5になったら学校でやる英語も重要だし、~」とお考えなら、単語や文法もしっかり教えられるところで学んだ方が、後々良いですよ~。・・・
とまあ、こういう会話を今日行いました。・・・
事実、英会話をずっと習って来てても、実際の中学のテストでは70点ぐらいなんですよね。100点ではないのですよ。おかしいですよね。ペラペラでも、満点が出ません。いかにテスト自体が曖昧かが分かりますね。でも、それで判定されてしまうのです、悲しいかな~。・・・
今までうちでは、ひとまず小学生の英語の授業の需要が無かったのでテキストも用意してませんでしたが、今回から新たに導入致します。・・・
来週から試験的に体験実施です。・・・
何だか面白そうです。・・・
ちなみに私も英語を始めたのは小5年生からでした。当時は、小学校でもローマ字くらいしかしませんでしたよね。・・・
この効果が絶大だったのは、・・・
中学3年間は、一切学校での訳の分からん文法の授業は無視した事です。聞いてるふりをしてただけです。だから未だにBe動詞って何?って感じです。それでも定期テストでは、70点を割った事が無いですからね。いかに5年生頃からやる事が良い事かという事です。(今は無理ですよ、絶体に無理~)・・・
英語の教師が「キモ」かったのもあります。そう言えば2年生頃の夏ごろに研修で若い女性が教鞭をとってた時、真剣に聞いてましたけど~。(変な意味ではなく、この方は海外経験があり、ネイティブだったからです。分かりやすかったのです。)・・・
ほとんどの中学の英語教師は海外経験が少ないので、指導する時は文法的にしか出来ないのです。・・・(塾で文法的に教える事も有効ですよ。学校の教師が作るテスト対策として有効です。)
その当時を思い出しつつ・・・
こどもたちには、しっかりできるように準備して行きます。・・・
明日に、期待!・・・