イチゴロー’s Memorandum

日々の出来事、雑感や思いついたことの記録です

XRか、それともXs Maxか

2018-09-26 08:14:38 | iPhone & iPad
先日、Apple銀座に行ってきました。アキバのイオシスとヨドバシカメラに行ったので、このまま帰るのもなんだしなぁと思い、寄ってきました。
目的はiPhone Xsシリーズを手に取って見る事です。
やられました。ものすごく良いです。こう言っちゃなんですが、液晶と有機ELの違いは大き過ぎます。比べなければiPhone7の液晶も悪くないですが、有機ELにはかないません。
自発光するだけあって色の再現性が非常に良いです。液晶は光を透過させているので白っぽく感じます。
iPhone Xsシリーズは価格が高いので諦めていたのですが、グラっとしました。iPhone XRは来月の下旬発売なので比較のしようはありませんが、おそらくiPhone Xsシリーズの色の再現性には勝てないでしょう。
見なけりゃよかったのですが、見てしまったので迷いが出てきました。
iPhone XRは今回の新型の中で販売台数の半分を占めると言われています。その通りなのでしょう。
今度の公休日にもう一度アップル銀座に行って確認して来ようと思います。その上で来月下旬のiPhone XRを待つか考えるつもりです。

3大キャリアのiPhone価格

2018-09-24 11:49:57 | iPhone & iPad
新型iPhoneが発売されましたが、気になっているのは3大キャリアとApple Storeとの価格差です。
なぜこんなに差があるのか、考えてみたいと思います。今回は税別価格でAppleの価格を100とした場合の価格差を比較します。
各機種の容量ごとに docomo / au / SoftBank の順で表示します。

iPhone Xs
64 105.9 / 105.6 / 112.3
256 104.9 / 104.8 / 110.6
512 104.1 / 104.1 / 109.1

iPhone XS Max
64 105.3 / 105.1 / 111.1
256 104.5 / 104.4 / 109.7
512 103.7 / 103.8 / 108.4

Appleでは分割払いもできるのですが、24回払い以上は金利が5%となります。12回払いは2018年9月30日まで金利0%のキャンペーンを行なっていますが、普段は金利が3%なのでしょう。
docomoは48回払いのいわゆる4年縛りはありませんが、5%前後の上乗せは金利分なのではないでしょうか。金利なしと言っても実は製品価格に上乗せされている訳です。auは48回払いがありますので、まさしく金利分の上乗せと考えてもおかしくないでしょう。
SoftBankの10%前後の上乗せは理解に苦しむところですが、24回払い×2回で各回5%ずつの上乗せで計10%なのか、それとも手数料が5%前後上乗せされているのかでしょうか。

金利・手数料はかからないと言っておきながら、実は製品価格に転嫁しているのが実態ではないでしょうか。
料金のことといい、製品価格のことといい、3大キャリアは言っていることと実際に行なっていることの乖離が大き過ぎると思います。
iPhoneの価格は3大キャリアの本体が決定しています。代理店には価格の決定権がありませんので、文句を言っても仕方がありません。
2年縛り、4年縛りを避け、少しでも安く購入するためにはApple StoreでGiveBackを利用して下取りして購入するなり、アップルのONLINE SHOPを利用することが私たちにできる防衛策になります。そして格安SIMに乗り換えれば通信費も抑えられます。

高過ぎる料金の支払いが嫌になって格安SIMに乗り換えたのですが、こうしてブログの記事を書いているうちに今のスマホ料金の実態が少し見えてきたような気がします。

スマホの料金、高い?

2018-09-24 01:08:44 | 日記
最近、菅官房長官が「ケータイの料金は4割下げられる」と発言して波紋を呼んでいます。調査の仕方で数字は変わってきますので、世界的に見て高いのか安いのか、判断がつきかねるところです。
とは言っても、ガラケー全盛の頃と比べると間違いなく高くなっていると思います。
そこで3大キャリアの料金を比較してみたいと思います。比較の条件を揃えるために
・通話とデータ通信は別々のプランを使用
・通話は1回あたり5分以内の料金を適用
・データ通信量は一月3GBと設定
・契約は2年自動更新(別名2年縛り)
・割引は考慮しない(考慮すると本来の料金がわからなくなるためと割引そのものが複雑なためです)
順は通話料金+ネット接続料金+データ通信料金=合計料金で税別の金額になります。iPhone Xs64GBの税込価格を24ヶ月で分割した金額(一円以下は四捨五入)は下に表記します。

docomo
1,700+300+4,000=6,000
5,373

au
1,700+300+4,200=6,200
5,360

SoftBank
1,700+300+5,980=7,980
5,775

機種代金と合わせると何処も軽く1万円を突破しますが、実際の料金は1万円以下になっている場合がほとんどだと思います。
こうして見ると3大キャリアの中でもSoftBankはかなり高く設定されていますが、各種の割引を適用することで他社とあまり変わらない料金になるようです。
各社ともこれから各種の割引を適用して料金を下げるわけです。そうするとこの料金は何だろう?という気がします。であるならば、最初から割り引いた料金を正規の料金とすればいいのではないか。そう思えます。

3大キャリアは今の料金は設備投資のために必要だとしているのですが、利益の全てを設備投資に回しているはずがありません。ならば多少なりとも料金を引き下げることは可能だと思います。菅官房長官の言う4割は無理だとしてもです。
料金を上げるときは簡単に上げても、下げる事は中々しません。政治の圧力も必要な時期に来ているのでしょうか。





JAL123便

2018-09-23 09:42:22 | 日記
YouTubeの「迷航空会社列伝」という番組でANAの機材運の無さを取り上げていました。その中でANAのボンバルディア機が高知空港に胴体着陸した話がありました。
それで思い出したのは1985年、御巣鷹尾根に墜落したJAL123便の機長だった高濱雅巳さんです。コントロールを失ったB747を約30分も操縦し続けた機長です。
当時の日本航空では最も優秀なパイロットと言われていました。その高濱機長が「操縦していたからこそ、30分も飛んでいられたのだ」と他の機長たちは口を揃えて証言したそうです。
その時の状況を再現したシミュレーターで操縦したら、誰もが10分も保たずに墜落したようです。それほど難しい状況の中で飛ばし続けた高濱機長の心中はいかばかりのものだったのか。恐怖に怯えながらも乗客を無事に地上に帰すことしか考えていなかったのではないでしょうか。
高濱機長は海上自衛隊を退官後、JALに入社したと聞きます。
イラン・イラク戦争時、民間機と言えどもイラン上空を飛行する航空機は撃墜する。というイラクの一方的な宣言が出された時、当時の野党などの反対で救援機がイランに向けて飛ぶことはありませんでしたが、準備していた救援機への搭乗を高濱機長は真っ先に志願したそうです。
高濱機長が救援機への搭乗を志願したのは、自衛官の服務の宣誓「私は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身をきたえ、技能をみがき、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」がベースになっていたのではないでしょうか。
この宣誓通りに最後まで諦めずにB747の操縦を高濱機長は続けていました。

この事故で亡くなられた524名の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

泊原発の外部電源喪失

2018-09-22 21:12:15 | 日記
先日の北海道胆振(いぶり)東部地震で泊原発の外部電源が全て喪失し、非常用発電機で凌いだというニュースがありました。
これは東日本大震災の教訓を基に災害時における対応強化を図った結果だと思います。
泊原発は現在は定期検査中(新安全基準に基ずく審査中)のため、原子炉内の燃料棒は全て抜かれており、原子炉が破壊される恐れはなかったのですが、燃料棒を保管しているプールを冷却しなければなりません。
あるメディアは「震度2で外部電源喪失寸前」のような見出しの記事がありました。
この記事、ちょっとおかしいのです。
何がおかしいのかと言うと、泊原発周辺は確かに震度2でした。それで外部電源を喪失した訳ではないのです。震源地に近い北海道の約4割の電力を供給している「苫東厚真火力発電所」が地震により自動的に停止し、その波及効果で全ての発電所が停止してしまったのです。すなわち「広域停電」が発生したのです。
北海道は地理的に電力の融通が受けられるの東北電力だけです。東京電力であれば中部電力や東北電力から電力の融通を受けることが可能ですが、北海道はそれができません。
外部電源を三系統に分けていても、全発電所が停止し、北海道全域が停電してしまったのではどうにもなりません。そのような事態に対処できるよう、非常用発電機が用意されており、稼働してことなきを得たのです。東日本大震災の教訓は生きていました。
確かに費用はかかりますが、非常用発電機も多重化しておく必要はありますね。

私も原発が廃止できればそれに越したことはないと思っています。ですが、安定した電力を得るためには原発の存在は欠かせないと考えています。
危険性の高い核分裂反応を応用した原子力発電から比較的安全な核融合反応を応用した原子力発電にできれば良いのですが、まだまだ先の話ですね。
比較的安全と言ったのは、核融合反応は条件が一つでも欠けると反応が停止するからです。その反面、核融合反応による中性子の放出で隔壁などが弱いながらも放射能を帯びてしまうという問題があります。
核反応以外で現在、実用化できる可能性が高いのは衛星軌道上で太陽光発電を行い、マイクロ波で送電する方法です。地上レベルだと思いますが、送電実験も行われています。
よく再生エネルギーと言われている太陽光発電や風力発電ですが、天候に左右され安定的に発電できるわけではありません。そこが問題なのです。
太陽光発電は晴天ならばいいのですが、曇天や雨天では発電量がぐっと落ちてしまいます。風力発電は風が強過ぎると発電できなくなります。

再生エネルギーに限らず現在の発電方法には一長一短があります。短所のみを取り上げてあげつらうのではなく、長所をどう生かし、短所を少なくするのかを考える必要があるのではないでしょうか。

福島第一原発の事故に関してですが、地震で事故が起きたように語られることがあります。
実際には地震そのものでは原子炉は自動的かつ安全に運転を停止しています。この時は外部電源は確保されています。その後に巨大な津波によって非常用発電機を含む電源が全て喪失し、事故に至りました。
全電源喪失が想定外だったと言うのは危機管理の観点から言えば不合格です。危機管理は最悪に備えるのが基本です。
原子力発電は安全だと言う神話がいつの間にか生まれ、それを疑うことのなかったことが最大の原因ではないでしょうか。