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今回の記事は『映画に愛をこめて アメリカの夜』(1973年、監督:フランソワ・トリュフォー)です。
架空の映画の撮影風景を追う形でスタッフやキャストが直面する問題を描いて異色作で、ストーリーありきの映画というよりはドキュメンタリーに近い印象を受けます。
監督もバリバリ主要登場人物として登場。しかも監督役。
ヒロイン(ですよね?)のジュリーを演じているジャクリーン・ビセットがとっても綺麗。
午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
フェラン監督(F.トリュフォー)による新作映画『パメラを紹介します』がクランクインした。
だが、キャストはノイローゼ気味のハリウッド女優ジュリー(J.ビセット)に神経質すぎる男優、契約違反となる妊娠がばれてしまった新人女優、と問題児ばかり。
また、スタッフ間にも問題が続発していた。
フェラン監督は果たして無事映画を撮り終えることができるのか……。
映画を愛するファンのために限りない情熱を――
名匠トリュフォーがつづる映像芸術の極致!
![映画に愛をこめて アメリカの夜](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/a3/cdbfe734125efe5d2cd82ba0f3b3b4c3.jpg)
![映画に愛をこめて アメリカの夜](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b8/d30259d97f190bed6ac1916ac8dc3759.jpg)
■感想
映画撮影の舞台裏を覗けるという意味では面白い映画だったと思う。
雪のシーンの撮影手法とか、セットの裏側とか、役柄とは違う出演陣の人間模様とか、通常の映画鑑賞では絶対に観れないシーンをこの映画では見ることができます。
内容としては映画撮影のトラブルに次ぐトラブルを淡々と見せるドキュメンタリータッチの映画で、ストーリーらしいストーリーというものはあまり無く、盛り上がりどころはあまり感じられません。
その為、少々地味な印象も受けますが、フランス映画なのでお洒落な雰囲気はやっぱりある。
映画を観る側にとっては、映画は夢や浪漫に溢れているけれど、この映画を観て、実際の映画撮影には現実的な問題が付き纏うんだなぁとつくづく思いました。
それでも完成までは漕ぎつけようと苦心する監督や出演者たちから映画作りに対する情熱と愛を感じずにはいられません。
この映画もまた映画を愛する人に向けられた映画に違いない。
映画に出てくる出演陣は面白かったですね。
アルフォンス(ジャン=ピエール・レオ)、イケ面だけどダメ男過ぎるだろう…とか、反面アレキサンドル(ジャン=ピエール・オーモン)は役柄も実際の人柄もいいオヤジ過ぎてカッコいいとか、大女優セブリーヌ(ヴァレンティナ・コルテーゼ)のセリフが出てこない・同じNGを繰り返してしまう切なさとか、素朴に描かれる人間模様に魅せられました。
でもやっぱりジュリーを演じたジャクリーン・ビセットがものすっごく綺麗で素敵だったというのが印象深い。
監督のフランソワ・トリュフォーも自ら監督役として出演。これ、自分自身がモデルなんでしょうか?
さて、この映画についてはWikipediaに映画の裏話が多く書かれていました。
かなりトリュフォー監督自身の体験が籠められているんですね。
興味ある方はそちらも読んでみると面白いかも。
⇒アメリカの夜(Wikipedia)
貼り残し画像。
⇒img1(アルフォンスとアレキサンドル)
⇒img2(ステイシー)
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒映画に愛をこめて アメリカの夜 - goo 映画
+⇒午前十時の映画祭レビュー記事一覧
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架空の映画の撮影風景を追う形でスタッフやキャストが直面する問題を描いて異色作で、ストーリーありきの映画というよりはドキュメンタリーに近い印象を受けます。
監督もバリバリ主要登場人物として登場。しかも監督役。
ヒロイン(ですよね?)のジュリーを演じているジャクリーン・ビセットがとっても綺麗。
午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
フェラン監督(F.トリュフォー)による新作映画『パメラを紹介します』がクランクインした。
だが、キャストはノイローゼ気味のハリウッド女優ジュリー(J.ビセット)に神経質すぎる男優、契約違反となる妊娠がばれてしまった新人女優、と問題児ばかり。
また、スタッフ間にも問題が続発していた。
フェラン監督は果たして無事映画を撮り終えることができるのか……。
映画を愛するファンのために限りない情熱を――
名匠トリュフォーがつづる映像芸術の極致!
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■感想
映画撮影の舞台裏を覗けるという意味では面白い映画だったと思う。
雪のシーンの撮影手法とか、セットの裏側とか、役柄とは違う出演陣の人間模様とか、通常の映画鑑賞では絶対に観れないシーンをこの映画では見ることができます。
内容としては映画撮影のトラブルに次ぐトラブルを淡々と見せるドキュメンタリータッチの映画で、ストーリーらしいストーリーというものはあまり無く、盛り上がりどころはあまり感じられません。
その為、少々地味な印象も受けますが、フランス映画なのでお洒落な雰囲気はやっぱりある。
映画を観る側にとっては、映画は夢や浪漫に溢れているけれど、この映画を観て、実際の映画撮影には現実的な問題が付き纏うんだなぁとつくづく思いました。
それでも完成までは漕ぎつけようと苦心する監督や出演者たちから映画作りに対する情熱と愛を感じずにはいられません。
この映画もまた映画を愛する人に向けられた映画に違いない。
映画に出てくる出演陣は面白かったですね。
アルフォンス(ジャン=ピエール・レオ)、イケ面だけどダメ男過ぎるだろう…とか、反面アレキサンドル(ジャン=ピエール・オーモン)は役柄も実際の人柄もいいオヤジ過ぎてカッコいいとか、大女優セブリーヌ(ヴァレンティナ・コルテーゼ)のセリフが出てこない・同じNGを繰り返してしまう切なさとか、素朴に描かれる人間模様に魅せられました。
でもやっぱりジュリーを演じたジャクリーン・ビセットがものすっごく綺麗で素敵だったというのが印象深い。
監督のフランソワ・トリュフォーも自ら監督役として出演。これ、自分自身がモデルなんでしょうか?
さて、この映画についてはWikipediaに映画の裏話が多く書かれていました。
かなりトリュフォー監督自身の体験が籠められているんですね。
興味ある方はそちらも読んでみると面白いかも。
⇒アメリカの夜(Wikipedia)
貼り残し画像。
⇒img1(アルフォンスとアレキサンドル)
⇒img2(ステイシー)
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題名 | 映画に愛をこめて アメリカの夜 |
製作年/製作国 | 1973年/フランス=イタリア |
ジャンル | ドラマ |
監督 | フランソワ・トリュフォー |
出演者 | ジャクリーン・ビセット ジャン=ピエール・レオ ジャン=ピエール・オーモン アレクサンドラ・スチュワルト フランソワ・トリュフォー ナタリー・バイ ヴァレンティナ・コルテーゼ、他 |
メモ・特記 | 午前十時の映画祭上映作品![]() ![]() ![]() |
おすすめ度 | ★★★☆ |
■Link
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