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メン・イン・ブラック3(映画)

2013-08-04 21:09:57 | 映画
今回の記事は『メン・イン・ブラック3』(2012年、監督:バリー・ソネンフェルド)です。
地球の秩序を守るためエイリアンの行動を監視する政府の極秘機関“MIB”の敏腕エージェント“J”と“K”の活躍を描いた人気SFコメディーの第3弾。前作から10年ぶりとなるファンには嬉しい続編。
キャストはウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの主演コンビに、若き日の“K”役にジョシュ・ブローリンを起用。
監督もMIBシリーズを第1作目から手がけるバリー・ソネンフェルド監督が続投しています。

■内容紹介 ※Movie Walkerより引用 Link
エージェント“J”(ウィル・スミス)と“K”(トミー・リー・ジョーンズ)のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。
ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。
翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が見当たらない。
さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す……。
何者かが過去を書き換えたのか、と混乱するJ。果たしてKの身に何が起こったのか。
そんな中、エイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る。
すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる……。

ヤツらはタイムスリップで地球を守る

メン・イン・ブラック3

メン・イン・ブラック3

メン・イン・ブラック3

■感想
2012年のレビューもようやく残すところ後2本。
そして、時すでに翌年の夏…。マイペース更新なんて言ったら殴られそうなこの遅延ぶりに対してはもはや反省しかない。
なお、僕自身のMIB3の鑑賞日は2012/6/13です。1年以上経ってから感想書いてるアホの子がここにいます。

…と、自虐はおいておいて感想。

前作『メン・イン・ブラック2』から10年、またウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの主演コンビで続編が観れるとは嬉しいかぎりだ。

MIBはSFコメディなのでそれほど物語の良さを全面に押し出した映画ではありません。ノリの軽い雰囲気を楽しむのがこの映画の醍醐味だと個人的には思っています。
それでも今作はタイムトラベルが物語に絡むので、JとKの立ち位置の変化が楽しく、また先の読めない展開も面白い。(言ってしまうと、かなりトンデモ展開へと発展します…)
また、結末部分に盛り込まれた少々強引かなと思える設定改変も素直に感動できる。終わり方としては悪くなかった。
ずば抜けて面白い作品とは、おそらく違うのだけれど、それでも多くの人が及第点はつけるであろう面白さは十分に持っています。

映像面の進歩も時代とともに高くなってますね。高いところから飛び降りるタイムトラベルのシーンが迫力があり凄かった。
そして、いつも楽しいMIBのハイテク武器の数々。今回は過去へ戻ったという設定から、若干技術面が逆行してます。(基本サイズが大きくなっていたり、効率が悪かったりします)それがなんだか古くて新しい。そんな感覚が楽しい。

現在ではシニア・エージェントとしてすっかりやり手となったJ。そのJよりもさらにベテランのK。
現在でのこの図式が、Jが過去に戻ったことで、Kが経験の浅い若いエージェントという立ち位置に変化します。ここがまた面白かった。
それにしても若き日のK、29歳には全く見えねぇ。滲み出てる凄みがただ事じゃない。

物語の展開ははっきり言ってよくわからない点がたくさん出てくる。
けどこの映画は、例え細部がよく分からなくても問題なく楽しめるように、がんがんに観客を引っ張っていきます。おそらくノリと雰囲気だけで案外に楽しめるのでは?と。ある意味すごいワイルド。

グリフィンの謎キャラぶりとか、ボリスの悪役らしすぎる役柄だとか、キャラとしての針の振れ方が極端すぎて妙な魅力もあった。

MIB4はさすがにもうないのかなー。
けど単発作品だと思っていたハリウッド映画『サイレントヒル』が6年ぶりにまさかの続編(=『サイレントヒル:リベレーション3D』)が作られたりだとか(物語として完全なる続き!)、それとは逆にどう考えても続編ありきの作品だった『ライラの冒険 黄金の羅針盤』は続編製作が断念されたりだとか、映画の世界はどう転がるのか分からない。あるかもしれないし、ないかもしれない。
個人的にはMIB4は製作されるのであれば、やっぱり観たい。

■登場人物ちょいメモ
エージェントJ(ウィル・スミス)
…秘密組織MIBのエージェント。本作においては、シニア・エージェントと呼ばれすっかりベテランの域。
現在から消えたKの秘密を探るため、過去の世界へ戻ることを決意する。

エージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)
…MIBの大ベテランエージェント。何かを単独で探っているような素振りを見せ、悟ったような言葉をJに残した後、現在から姿を消す。
記録の上では40年前に亡くなったことになっている。

ヤング・エージェントK(ジョシュ・ブローリン)
…40年前のK。過去へ戻ったJよりも経験の浅い若手なのだが、そんな雰囲気を微塵も感じさせないスーパー老け顔落ち着きある態度がただ事じゃないエージェント。
若きKは真面目は真面目だが、Jの知るようなガチガチの堅物ではない。果たして40年前に何が起こり、何が彼を変えたのか…?

エージェントO(エマ・トンプソン)
…Kと旧知の女性エージェント。若き日のKのことを知っており、彼に特別な感情を寄せていた節あり。

ボリス・ジ・アニマル(ジェマイン・クレメント)
…月面の宇宙刑務所に投獄されていた超“危険”な極悪人。悪人にも事情があって仕方なくやったとか、理由なき完全悪だとか、最近流行りの悪人スタイルを粉砕するシンプルな悪人。単純に悪い人。
粗暴で野蛮な態度から誰もが脳筋キャラだと思っていたら、歴史改変を目論む知的派だったりする。意外!

グリフィン(マイケル・スタールバーグ)
…未来が見える不思議な能力を持った宇宙人。不思議ちゃん(男)。結局は彼が何だったのかはぼんやりしたまま。

■予告編


映画データ 
題名 メン・イン・ブラック3 
製作年/製作国 2012年/アメリカ 
ジャンル SF/アクション/コメディ 
監督 バリー・ソネンフェルド 
出演者 ウィル・スミス
トミー・リー・ジョーンズ
ジョシュ・ブローリン
エマ・トンプソン
ジェマイン・クレメント
マイケル・スタールバーグ
マイク・コルター
マイケル・チャーナス
アリス・イヴ
デヴィッド・ラッシュ
キーオニー・ヤング
ビル・ヘイダー、他 
メモ・特記 シリーズ第3作目 
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
(※何かfacebookに飛ぶ。けど公式は公式っぽい。)

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