今回の記事は『バイオハザード IV アフターライフ』(2010年、監督:ポール・W・S・アンダーソン)です。
実写版バイオハザードシリーズ第4作目となる注目作で、世界観や設定のぶっ飛び方はシリーズ屈指の凄まじさな気がします。
ミラ・ジョヴォヴィッチ扮する最強ヒロイン、アリスは相変わらずかっこいい!
で、プリズン・ブレイクのマイケルがゲスト出演しております。
■内容紹介 ※goo映画より
ウィルス感染によって荒廃した世界。
生き残った人間を探し、世界中を旅するアリス。
ウィルスに支配されないたった一つの安全な場所への手掛かりを得て、ロサンゼルスに向かったアリスたちが見たものは、何千ものアンデッドに埋め尽くされた街だった。
そこでは、わずかな人間たちが刑務所に隠れながら生き残っていた。
彼らを脱出させるために、危険な罠に足を踏み入れようとするアリス。
今、アリスとアンブレラ社の戦いは、次なるステージ(=アフターライフ)へ進み始める。
新たな物語は「東京」から始まる。
■感想
前作『バイオハザード3』がとんでもない終わり方をしたので、その続編となる『4』はものすっごい気になっていました。
予告編の忍者っぽいアリスに一抹の不安を覚えつつ、絶対観に行こうと早くから決めていた映画です。
ちなみにこの映画の話題性はすこぶる高かったようですが、巷の評判はあまり良くはないみたいですね。
(参考:2010/10/24時点goo評価49点)
確かに設定や物語が普通の映画では考えられない方向へと突っ走っているので呆れてものも言えなくなった方もいるかもしれない。
けど、僕個人の感想としてはそれほど悪い映画だったとは思っていないし、けっこう楽しめた映画だったと思います。(いろんな意味で)
シリーズ初の3D作品としても騒がれていましたが、この映画に関して言えばあまり3D効果は感じられなかった。
2Dでも良かったかなーと思えます。
最近の何でもかんでも3D化傾向はやはりちょっと考えものかもしれないなと思ってしまう。
料金が3D料金として割高になるのだから3D映像にもこだわってもらいたいのが正直な気持ちです。
ただとりあえず立体化すればいいってものではない。
実写版バイオはそのぶっ飛び方が凄まじい。
想像の斜め上をいくどころか、別次元を突き進みます。
前作の終わりからこんな続編になるとは一体誰が予想できようか。
はっきり言ってこれは超展開です。
前作で広げた新しい設定を木っ端微塵に破壊しています。ものの10分ほどで。
なんつー強引なストーリー展開!
クローン・アリスたちが不憫でならない。
これはやっぱりアレですか。
「前回やっぱり調子に乗ってしまいました。やっぱ無かったことにして下さい」的な流れなのか。
この序盤の東京のシーン、ポカーンとしてしまう方が大量に出そうな気がする。
まぁ、とりあえずこの冒頭のシーンでは、日本人最初の感染者となる女性を演じた中島美嘉さんの妖しい美しさと、ウェスカーはしぶとく嫌な奴だったということと、アリスが普通の人間に戻りました。という3点だけ注目しておけばよいんじゃないだろうかと。
後のことはすっかり頭から消しても問題ありません。
『4』の本編が始まるのはこの後からなので。
この反則技的な序盤ですが、監督のポール・W・S・アンダーソンと主演のミラ・ジョヴォヴィッチのラブラブ夫妻が「バイオハザード」は日本のゲームなのだから、日本人を楽しませる要素を取り入れたいと話し合った結果、こんなことになってしまったみたいなので許してあげちゃいましょう。
功を奏しているかは別として。
(クローン・アリス抹消は前作から脚本も担当しているアンダーソン監督の不手際としか思えないけど)
日本編は無視するとして、映画の内容の方は、ゲームのバイオハザードを知っている方なら楽しめること間違いありません。
僕はゲームのバイオは1,2,3,ベロニカまでは遊んでクリアしているのですが、映画バイオはものすごく楽しめました。
映画のバイオはシリーズ間の設定や世界観の繋がりはべきべきへし折ってますが、登場人物たちは大事にしているようで前作から続いての登場人物たちもちゃんと出てきているのが嬉しい。
ゲームでもお馴染みのクレア、ウェスカーはもちろん、映画4ではついにあの人が登場します!
また、映画2以降その存在がかっ消えていたジルも再登場しています。
映画3では全然似てないと思っていたクレア(アリ・ラーター)も今作では雰囲気がけっこう似てきたように思います。
やはり兄妹がそろったのが大きいんだろうなぁ。
映画4で一番ニヤニヤしてしまったのは、やっぱりウェントワース・ミラーでしょう。
閉じ込められた刑務所からの脱出方法を知っている唯一の人物として登場します。
…まんま、プリズン・ブレイクのマイケル・スコフィールドじゃないか!
キャスティングした人、確実に狙ってる!!
と言うか、この役あってのあのシナリオなのかもしれないとすら思えてくる。
ウェントワース・ミラーもこの役を引き受ける際、苦笑したに違いない。
こんなキャスティングが実現する辺り、ユーモアがあって良いなぁと思います。
ちなみにウェントワース・ミラーが演じる役はゲームのバイオシリーズでは超主役級の“彼”です。
ゲームと全然雰囲気違うんだけどと思う方もいるかもしれませんが、この映画では意外なほどしっくりきています。
このク○○、アリだ。
外見的には一番、ウェスカー(ショーン・ロバーツ)がゲームと似ているんですが、まぁ、あれは髪型とグラサンかければ誰でもああなるだろうしな。
映画オリジナルの登場人物たちも負けていません。
今回いきなり初登場となるルーサー(ボリス・コジョー)も、最初はナルシスト野郎かと思ったけれど、意外と性根の据わったいい男で好きになった。
自信満々だけど決して鼻にかけていないところがとても好感が持てます。
その自信に負けないだけの度胸と行動力を持っているところも大きな魅力です。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる主人公のアリスはやっぱりカッコいい!
Tウィルスによる超人的な力は失ったとはいえ、そのアクションはとにかく過激かつスタイリッシュでカッコいい。
クレアとタッグで巨大な斧を振り回すクリーチャー(ゲーム・バイオ5のクリーチャーらしいですね)と戦うシーンはハラハラしました。
また、ここまで強くてかっこいい女性なのに、時に女性らしい一面を見せるシーンもあってキュンとしてしまう。
映画バイオの主人公アリスはやっぱり魅力がそうとう高くて好きです。
映画の最後は完全に続編を匂わせる感じで終わっています。
けれど、映画バイオの次回作の予定はないとのことです。
マジですか。あの終わり方で!
ジルが不憫じゃないかー。ルーサーが不憫じゃないかー。
ウェントのク○○をもっと見たいぞ。
何よりアリスのその後が気になって仕方ない。
映画バイオは新キャストでのシリーズ再始動が決まっているようですが、このキャストでのアフターライフ以後の続編を完結まで作ってもらいたいなーと本気で思います。
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
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実写版バイオハザードシリーズ第4作目となる注目作で、世界観や設定のぶっ飛び方はシリーズ屈指の凄まじさな気がします。
ミラ・ジョヴォヴィッチ扮する最強ヒロイン、アリスは相変わらずかっこいい!
で、プリズン・ブレイクのマイケルがゲスト出演しております。
■内容紹介 ※goo映画より
ウィルス感染によって荒廃した世界。
生き残った人間を探し、世界中を旅するアリス。
ウィルスに支配されないたった一つの安全な場所への手掛かりを得て、ロサンゼルスに向かったアリスたちが見たものは、何千ものアンデッドに埋め尽くされた街だった。
そこでは、わずかな人間たちが刑務所に隠れながら生き残っていた。
彼らを脱出させるために、危険な罠に足を踏み入れようとするアリス。
今、アリスとアンブレラ社の戦いは、次なるステージ(=アフターライフ)へ進み始める。
新たな物語は「東京」から始まる。
■感想
前作『バイオハザード3』がとんでもない終わり方をしたので、その続編となる『4』はものすっごい気になっていました。
予告編の忍者っぽいアリスに一抹の不安を覚えつつ、絶対観に行こうと早くから決めていた映画です。
ちなみにこの映画の話題性はすこぶる高かったようですが、巷の評判はあまり良くはないみたいですね。
(参考:2010/10/24時点goo評価49点)
確かに設定や物語が普通の映画では考えられない方向へと突っ走っているので呆れてものも言えなくなった方もいるかもしれない。
けど、僕個人の感想としてはそれほど悪い映画だったとは思っていないし、けっこう楽しめた映画だったと思います。(いろんな意味で)
シリーズ初の3D作品としても騒がれていましたが、この映画に関して言えばあまり3D効果は感じられなかった。
2Dでも良かったかなーと思えます。
最近の何でもかんでも3D化傾向はやはりちょっと考えものかもしれないなと思ってしまう。
料金が3D料金として割高になるのだから3D映像にもこだわってもらいたいのが正直な気持ちです。
ただとりあえず立体化すればいいってものではない。
実写版バイオはそのぶっ飛び方が凄まじい。
想像の斜め上をいくどころか、別次元を突き進みます。
前作の終わりからこんな続編になるとは一体誰が予想できようか。
はっきり言ってこれは超展開です。
前作で広げた新しい設定を木っ端微塵に破壊しています。ものの10分ほどで。
なんつー強引なストーリー展開!
クローン・アリスたちが不憫でならない。
これはやっぱりアレですか。
「前回やっぱり調子に乗ってしまいました。やっぱ無かったことにして下さい」的な流れなのか。
この序盤の東京のシーン、ポカーンとしてしまう方が大量に出そうな気がする。
まぁ、とりあえずこの冒頭のシーンでは、日本人最初の感染者となる女性を演じた中島美嘉さんの妖しい美しさと、ウェスカーはしぶとく嫌な奴だったということと、アリスが普通の人間に戻りました。という3点だけ注目しておけばよいんじゃないだろうかと。
後のことはすっかり頭から消しても問題ありません。
『4』の本編が始まるのはこの後からなので。
この反則技的な序盤ですが、監督のポール・W・S・アンダーソンと主演のミラ・ジョヴォヴィッチのラブラブ夫妻が「バイオハザード」は日本のゲームなのだから、日本人を楽しませる要素を取り入れたいと話し合った結果、こんなことになってしまったみたいなので許してあげちゃいましょう。
功を奏しているかは別として。
(クローン・アリス抹消は前作から脚本も担当しているアンダーソン監督の不手際としか思えないけど)
日本編は無視するとして、映画の内容の方は、ゲームのバイオハザードを知っている方なら楽しめること間違いありません。
僕はゲームのバイオは1,2,3,ベロニカまでは遊んでクリアしているのですが、映画バイオはものすごく楽しめました。
映画のバイオはシリーズ間の設定や世界観の繋がりはべきべきへし折ってますが、登場人物たちは大事にしているようで前作から続いての登場人物たちもちゃんと出てきているのが嬉しい。
ゲームでもお馴染みのクレア、ウェスカーはもちろん、映画4ではついにあの人が登場します!
また、映画2以降その存在がかっ消えていたジルも再登場しています。
映画3では全然似てないと思っていたクレア(アリ・ラーター)も今作では雰囲気がけっこう似てきたように思います。
やはり兄妹がそろったのが大きいんだろうなぁ。
映画4で一番ニヤニヤしてしまったのは、やっぱりウェントワース・ミラーでしょう。
閉じ込められた刑務所からの脱出方法を知っている唯一の人物として登場します。
…まんま、プリズン・ブレイクのマイケル・スコフィールドじゃないか!
キャスティングした人、確実に狙ってる!!
と言うか、この役あってのあのシナリオなのかもしれないとすら思えてくる。
ウェントワース・ミラーもこの役を引き受ける際、苦笑したに違いない。
こんなキャスティングが実現する辺り、ユーモアがあって良いなぁと思います。
ちなみにウェントワース・ミラーが演じる役はゲームのバイオシリーズでは超主役級の“彼”です。
ゲームと全然雰囲気違うんだけどと思う方もいるかもしれませんが、この映画では意外なほどしっくりきています。
このク○○、アリだ。
外見的には一番、ウェスカー(ショーン・ロバーツ)がゲームと似ているんですが、まぁ、あれは髪型とグラサンかければ誰でもああなるだろうしな。
映画オリジナルの登場人物たちも負けていません。
今回いきなり初登場となるルーサー(ボリス・コジョー)も、最初はナルシスト野郎かと思ったけれど、意外と性根の据わったいい男で好きになった。
自信満々だけど決して鼻にかけていないところがとても好感が持てます。
その自信に負けないだけの度胸と行動力を持っているところも大きな魅力です。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる主人公のアリスはやっぱりカッコいい!
Tウィルスによる超人的な力は失ったとはいえ、そのアクションはとにかく過激かつスタイリッシュでカッコいい。
クレアとタッグで巨大な斧を振り回すクリーチャー(ゲーム・バイオ5のクリーチャーらしいですね)と戦うシーンはハラハラしました。
また、ここまで強くてかっこいい女性なのに、時に女性らしい一面を見せるシーンもあってキュンとしてしまう。
映画バイオの主人公アリスはやっぱり魅力がそうとう高くて好きです。
映画の最後は完全に続編を匂わせる感じで終わっています。
けれど、映画バイオの次回作の予定はないとのことです。
マジですか。あの終わり方で!
ジルが不憫じゃないかー。ルーサーが不憫じゃないかー。
ウェントのク○○をもっと見たいぞ。
何よりアリスのその後が気になって仕方ない。
映画バイオは新キャストでのシリーズ再始動が決まっているようですが、このキャストでのアフターライフ以後の続編を完結まで作ってもらいたいなーと本気で思います。
映画データ | |
---|---|
題名 | バイオハザード IV アフターライフ |
製作年/製作国 | 2010年/アメリカ |
ジャンル | アクション/SF/ホラー |
監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
出演者 | ミラ・ジョヴォヴィッチ アリ・ラーター キム・コーツ ショーン・ロバーツ セルヒオ・ペリス=メンチェータ スペンサー・ロック ボリス・コジョー ウェントワース・ミラー シエンナ・ギロリー ケイシー・バーンフィールド フルヴィオ・セセラ 中島美嘉、他 |
メモ・特記 | PG12指定 シリーズ4作目 カプコンのゲーム「バイオハザード」シリーズの実写映画化 |
おすすめ度 | ★★★★ |
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殺生な…ですね。
絶対8ぐらいまでは行くと思ったんですけど。
新シリーズのキャストなんか考えなくってもいいからもっとクレアがみたいです。
TBさせていただきますー。
主演のミラが4以後の出演はしないと公表している為、現在のところアリス主演の次回作の予定はないみたいです。
ただあの続編作る気満々の終わらせ方を見ると、もう1作ぐらいアリス主演同キャストでの続編が作られるのではという感じもします。
(映画の世界には興収しだいという暗黙のルールもあるのですが…)
ホント、続編作って欲しいですよね。
でも、やっぱムリ。
他の方のレビューを読むと、今作は、ゲームの世界観が良く表現出来ているとか・・・
ゲームもプレイしていないので、話がわからないです。
マイケル(ウェントワース・ミラー)、重要な役どころなのですね。
バイオハザード4はゾンビ映画ですが怖くはない映画です。
ゲームを知らなくても楽しめる内容だと思うのですが、前作(バイオハザード3)を知っていないときつい内容かもしれません。
マイケルは重要な役どころですね。
映画内でもキー人物だし、彼が演じた役はゲームでは1から登場している主役の一人です。