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スティング(映画)

2011-01-16 22:21:00 | 映画
今回の記事は『スティング』(1973年、監督:ジョージ・ロイ・ヒル)です。
『明日に向かって撃て!』の監督と主演コンビ(ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン)が再集結したピカレスク(悪漢)映画の至宝。
詐欺師たちによる復讐劇は予測不能な展開に。
二転三転するストーリーをリズミカルに魅せる名作で評価の高い映画です。
午前十時の映画祭上映作品。

■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
詐欺師のフッカー(R.レッドフォード)は、師匠であるルーサーとともにギャングの一味をだまし大金を手にする。
だが、そのギャングのボスであるロネガンにルーサーを殺されてしまう。
復讐を誓うフッカーは、師匠の旧友であるという伝説の詐欺師ゴンドーフ(P.ニューマン)と会い、彼とともに一世一代の詐欺を仕掛けることに。
仲間を募り、偽の賭博場も用意し、ロネガンを引き込むことに成功するものの、想定外のトラブルが連発。
果たして彼らの賭けは成功するのか……。

いっちょ カモろうぜ!
ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン「明日に向って撃て!」の名コンビ、何を狙うか大物仕掛人――


スティング

スティング


■感想
※記事中のカッコ内空白はネタバレ反転です。

鑑賞後不思議な温かみを感じるこの映画は、古き良き名画の代表作と言えるのかもしれない。

ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、ロバート・ショウら名優の演技が良かった。
ロバート・レッドフォードはお調子者だがどこか憎めない爽やかな青年でかっこ良かった。
ポール・ニューマンが演じたゴンドーフと比べると若造感が色濃く、それがまた主演2人のそれぞれの魅力をうまく高めていたと思います。
ポール・ニューマンは文句なしに渋い。
堅苦しさはなく柔和な印象を与える人柄がとても好印象だった。
また柔和なだけでなく、ここぞというシーンでは肝の据わった迫力もあって流石名優の演技は幅があると実感しました。
意外と印象に強く残ったのがロバート・ショウが演じたロネガン。
はっきり言ってかなり嫌な奴なのですが、ノミ屋で50万ドルはたいて馬券を買うシーンのギロっとした悪役面が迫力ありました。

二転三転するストーリー展開や驚愕のラストシーンなど評価はかなり高い映画です。
けどあのオチは読めてしまったな。
何となく最初にFBIが出てきた時点で(「こいつら本物じゃない」)と感づいてしまった。

午前十時の映画祭の作品紹介ページに一般投票の応募者コメントが掲載されているのですが、その中に
「スティングをまだ見てないひとは幸せ者だ」
というコメントがある。
これほど簡潔に映画の魅力を表せるコメント、大変お見事です。
すなわち、『スティング』をまだ観ていない人はまだこの映画で味わえる驚愕・楽しさをこれから体験する機会があるということ。
どうです。観たくなるでしょう?

映画の主題歌に使われている音楽「ジ・エンターテイナー」は本当に有名な音楽。
遊園地やCMなんかでよく使われてますね。
きっと誰もが耳にしたことがあるはず。
ちょっとコミカルでほのぼのとした陽気なメロディーが、気の良い詐欺師たちが繰り広げる物語によく合っていました。

貼り残し画像
⇒img1(フッカー&ゴンドーフ) 素敵な2ショット!

The Entertainer エンターテイナー ※音楽のみです。


映画データ 
題名 スティング 
製作年/製作国 1973年/アメリカ 
ジャンル コメディ/犯罪 
監督 ジョージ・ロイ・ヒル 
出演者 ロバート・レッドフォード
ポール・ニューマン
ロバート・ショウ
チャールズ・ダーニング
アイリーン・ブレナン
レイ・ウォルストン
サリー・カークランド
チャールズ・ディアコップ
ダナ・エルカー
ディミトラ・アーリス
ロバート・アール・ジョーンズ
エイヴォン・ロング
ハロルド・グールド
ジョン・ヘファーナン
ジャック・キーホー
ジェームズ・スローヤン
アーチ・ジョンソン、他 
メモ・特記 午前十時の映画祭上映作品

アカデミー賞:作品賞・監督賞・脚本賞ほか計7部門受賞 
おすすめ度★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒スティング - goo 映画

+⇒午前十時の映画祭レビュー記事一覧

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