ベスト本賞の発表です。
1年間に読んだ本の中から面白かった本を決める趣旨の特別記事だったのですが、そうはならず、2年間分たまってます。
それでも対象本数は少ないので大したランキングにはなってません。
多読の人には憧れます。 . . . 本文を読む
今回の記事は『クドリャフカの順番』(米澤穂信、角川文庫)です。
アニメ化もされ人気の古典部シリーズの第三弾!
文化祭の楽しさをそのまま詰め込んだ日常ミステリーの秀作です。
古典部の面々のキャラが前面に押しでて進んでいく物語は、全2作とはまた違った面白さを持った小説でした。 . . . 本文を読む
今回の記事は『スイッチを押すとき』(山田悠介、角川文庫)です。
自らの命を断つスイッチを持たされた少年少女たちの非情な運命を描いた山田悠介のベストセラー小説。
泣ける山田悠介作品として発売5日後には第2版発行という驚異的な売れ行きを記録し、舞台化・ドラマ化・映画化された人気作。
けっこう今までの山田さんの小説とは異なる雰囲気を持った小説です。 . . . 本文を読む
今回の記事は『冷たい校舎の時は止まる』(辻村深月、講談社文庫)です。
第31回メフィスト賞を受賞した辻村深月さんの推理小説。
ミステリで学園もので青春ものなので、読んでいて気恥ずかしいような懐かしさと切なさを感じます。 . . . 本文を読む
今回の記事は『生き屏風』(田辺青蛙、角川ホラー文庫)です。
妖鬼・皐月の物語を描いた“皐月鬼”シリーズの第1作で、第15回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した幻妖小説。
不思議とほのぼの・まったりとした作風でホラーだけど全く怖くはありません。 . . . 本文を読む
今回の記事は『虐殺器官』(伊藤計劃、ハヤカワ文庫JA)です。
現代における罪と罰を描いたフィクションで、ゼロ年代SFの最高峰とも言われる傑作です。
今まで読んだどんな小説よりも繊細な内容には感嘆を覚えずにはいられない。 . . . 本文を読む
今回の記事は『レンタル・チルドレン』(山田悠介、幻冬舎文庫)です。
亡くなった子供の代わりに、別の子供をレンタルする。
子供を亡くした親の愛情とレンタル・チルドレンに隠蔽された恐怖を描いたサスペンス・ホラー。
今まで読んだ山田悠介作品の中では一番怖かった。 . . . 本文を読む
今回の記事は『時間島』(椙本孝思、アルファポリス文庫)です。
廃墟の無人島を舞台に起こった連続殺人事件を描いた衝撃のミステリー。
無人島という閉鎖空間、未来から送られてくるという謎のメール、犠牲者が増えるにつれ高まっていく疑心暗鬼ミステリー。そしてこの結末は予測不可能だ。
『THE CHAT』の鬼才が放つ驚愕のホラー・ミステリー! . . . 本文を読む