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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)

2012-07-30 00:20:00 | 映画
今回の記事は『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年、監督:ブラッド・バード)です。
トム・クルーズの“ミッション・インポッシブル”シリーズ第4作、シリーズ最大のスピード感とダイナミックさで、イッポッシブル(不可能)な作戦が展開される!
スタイリッシュなトムの激しいアクションにも痺れてしまう!

■内容紹介 ※goo映画より
IMFエージェントのイーサン・ハントは、ロシアのクレムリンに潜入し、コバルトという男の情報を取り戻すというミッションに参加する。しかし、彼らの潜入中に何者がクレムリンを爆破してしまう。
IMFの犯行とみなすロシアとの関係悪化を恐れ、米国は“ゴースト・プロトコル”を発動し、IMFの機能を停止させた。
しかし、コバルトが核戦争の勃発を計画している事に気付いたイーサンは、チームの4人だけでコバルトを追うのだった…。

不可能を超えろ。

MI4

MI4

MI4


■感想
この映画、2011年冬日本公開の映画なので、2012年夏となった今現在に劇場鑑賞時の感想を上げている人なんておそらくいなそうな気が最早します…。

それはさておき感想を。

この映画はそうとう面白かった印象があります。
僕はこの映画はIMAX版で観たのですが、そのスピード感、映像の迫力にとにかく圧倒されてしまった。
ダイナミックにして手に汗握るアクションシーンの連続で、一瞬たりとも気が抜けず、退屈なシーンなど全く無かった。
僕自身がトム・クルーズがかなり好きということも大きいと思うのですが、映画のトムの激しいアクションにはやっぱり痺れてしまう。

実は僕は“ミッション・インポッシブル”シリーズは「1」をTVでしか観てなく、「2」「3」は未鑑賞です。
それでも問題なく「4:ゴースト・プロトコル」は楽しめました。
ストーリーにシリーズ間の細かな繋がりはさほどなく、ダイナミックな見せ場満載の展開でグイグイ引っ張っていく映画だったので、いきなり「4」を観たとしても問題なく楽しめるエンタメ大作に仕上がっていると思います。
ただ、調べたところによると、「1」から通して登場している人物がトムのほかに1人、「3」から再登場している人物も数名いるようなので、やはり「1」「2」「3」と観てから「4」を観た方がより深く楽しめるというのは確かなようです。
ちなみに「3」は監督・脚本があのJ・J・エイブラムスなのでストーリー的にもかなり面白い作品なのではという気がします。機会があったらいつか観てみたいな。

「4:ゴースト・プロトコル」は本当に見せ場が多い。
序盤のクレムリン侵入のミッションも面白い。ハイテクを駆使したスクリーン装置とか凄い。その後の展開はかなり衝撃的だったし、その後、息つく暇もなく続く、IMF長官とのドラマは驚かされてしまったし悲しかった。
このシーン以降にゴースト・プロトコルが発動が発覚し、本格的にイーサンのミッションが開始されていく。

ドバイのシーンはすごく良かった。
世界一の超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”への潜入、偽装取引ミッションはスリル満点でハラハラさせられる。
ビルを駆け登ったり下りたりするイーサンのアクションシーンは景観としても迫力いっぱいで画面に釘付けになります。
(予告編でもこの辺りのシーンはピックアップされていて、「絶対に不可能だ!」という仲間の呼びかけに、「もう遅い」と無茶するイーサンの図に、いかにもミッション・インポッシブルらしい印象を受けて好きだったのですが、実際の本編にはこんな台詞は無いんですよね…)
その後の砂嵐の中のカーチェイスシーンも迫力満点でドキドキだった。

インドのシーンもゴージャスだった。それまで印象が薄かった(気がしなくもない)チームの紅一点、ジェーン(ポーラ・パットン)が、インドの富豪をメロメロにしています。その陰でブラントがかなりの外れクジを引かされてますが…。
クライマックスの立体駐車場でのアクションも激しくて最後まで手に汗握り放しでした。

続編「5」の製作も話には上がっているMIシリーズ。MI4は全世界興行収入5億8000万ドル(約442億円)という成功を収めているので続編も作られることでしょう。いつになるのかは分からないけれど楽しみです。

■登場人物ちょいメモ
・イーサン・ハント(トム・クルーズ)
…モスクワの刑務所からの脱出任務からスタートという今作のイーサン。このシーンですら仲間(+観客)から「何してんの!」というツッコミを入れられる無茶を仕出かす彼に、根っからの危険任務好きが窺い知れる。超高層ビルも最初は嫌がりながらも結局はノリノリで駆け下りしているし、もう絶対だ。

・ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)
…情報分析官としてミッションに参加。しかし実は…。人当たりの良い性格から早くにチームに溶けこむが、途中から疑惑の人物に浮上する。イーサンはある程度は彼の正体に気付いていたが、それをも超える衝撃の事実を聞かされる。
性格が災いして、チームではイーサンの次にハズレくじを引かされているちょっと可哀想な人物。

・ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)
…「3」からの登場人物。今作でエージェントに昇格している。チームのハイテク担当で様々な発明品をミッションに活用する。しかしそのどれもが不安たっぷり。ま、犠牲になるのはイーサンとブラントだし、発明品の完成度は気にしちゃいない。

・ジェーン・カーター(ポーラ・パットン)
…チームの紅一点。実は前ミッションのチームリーダーだった。ハナウェイとは恋人関係だったらしく、その仇である殺し屋モローと繰り広げられる女の戦いは壮絶。「ヒロインの座は渡さない」なんて聞こえてきそう。

・ハナウェイ(ジョシュ・ホロウェイ)
…序盤でモローに殺されてしまうIMFのスパイ。前作からの登場人物っぽい気がすごくしてたけど、そんなこともなかった。

・アナトリー・シディロフ(ウラジミール・マシコフ)
…ロシアの諜報員。イーサンのことをクレムリン爆破の首謀者だと物語終盤まで勘違いしたまま執拗に追い回すドジっ子。

・サビーヌ・モロー(レア・セドゥー)
…女殺し屋。報酬はダイヤでしか貰わない古風なポリシーを持つ。予告編での可愛さも目立つこの娘、実はやってることはけっこうえげつなかったりもする。

・ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)
…IMFエージェント。シリーズ通しての登場人物なのでシリーズファンは注目して観ていましょう。イーサンを除くとシリーズ皆勤賞となるのは彼だけなのか。

・ジュリア・ミード(ミシェル・モナハン)
…イーサンの妻。「3」を観てないので大したことは書けません。ごめんなさい。どこで出てくるかって?それも書けない。ごめん。

■予告編(いくつかバージョンはあるけど、このバージョンが一番好き)


映画データ 
題名 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 
製作年/製作国 2011年/アメリカ 
ジャンル アクション/サスペンス 
監督 ブラッド・バード 
出演者 トム・クルーズ
ジェレミー・レナー
サイモン・ペッグ
ポーラ・パットン
ミカエル・ニクヴィスト
ウラジミール・マシコフ
ジョシュ・ホロウェイ
アニル・カプール
レア・セドゥー
ミラジ・グルビッチ
サムリ・エーデルマン
トム・ウィルキンソン
ヴィング・レイムス
ミシェル・モナハン、他 
メモ・特記 製作:トム・クルーズ、J・J・エイブラムス、他

ミッション・インポッシブルシリーズ第4作 
おすすめ度★★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル - goo 映画

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1 コメント

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Unknown (Matthew)
2012-08-04 13:42:53
あの時期、ドバイ(ブルジュ・ハリファ)を撮影地に選んだのは、すごくタイムリーな感じがしました。
また、“ブルジュ・ハリファ”のガラス張り(?)なところも、今回のミッションには有効でしたよね。
ストームのシーンや、カーチェイスのシーンは、迫力ありました。
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