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8月と夏季五輪

2012-08-12 01:00:00 | 雑記
8月。
今年はオリンピックというイベントがあるのでいつも以上に熱い夏になってるのかも。

サッカー男子代表の韓国との3位決定戦。
日本は韓国に敗れ、メキシコ五輪以来44年ぶりとなるメダル獲得を逃した。
あれは悔しかった。
負けた相手というのが韓国というのも悔しさをより高めた。
やはり同じアジアのライバルとして、絶対に負けたくはない相手というのが意識としてあるに違いない。

実際にピッチで戦った選手の悔しさはもっとだろう。
試合前に「関塚監督にメダルをかけてあげたい」と意気込みを語っていた選手たち。
関塚監督もこのチームにメダルを取らしてやりたいと切に思っていた。

試合後、ピッチに座り込み、呆然としていた選手たちひとりひとりを抱き起こし、握手を求めて回っていた関塚監督の姿は感動的だった。
関塚監督率いるこのチームの戦いは終わった。
負けてはしまったけど、このオリンピック代表チームは、大会を通して本当に成長したと思う。
直前のトゥーロン国際大会で3連敗を喫したチームがオリンピックの大舞台でベスト4という成果を残せるとは誰も思っていなかっただろう。
特にオリンピック初戦のスペイン戦で見せたチームとしての連動は抜群で、過去最強の日本代表を思わせた。
しかし超短期間で行われる試合日程はやはり過酷で、最終戦までその最高のパフォーマンスが続かなかったのは残念だ。
初戦で見せた実力が出せていればおそらくこの日本代表チームはメキシコにも韓国にも負けはしなかった。

今大会大活躍の大津選手や、韓国戦で観せた宇佐美選手の個人技など、思わず「上手い!」と声が出るシーンも度々あったし、扇原選手や山口選手といった若手ボランチの急成長も今大会での躍進の大きな要因に違いない。

間違いなくU-23代表の彼らが将来のA代表を引っ張る存在になるだろう。
現A代表の中心選手であり、世界でも活躍する本田や香川、長友、岡崎らもみんなオリンピックでは苦い経験を味わっている。
今回のオリンピック代表チームは今までで最も惜しいところまで進んだ。
試合後に関塚監督が選手へ向けた激励のコメント、「残念だが、選手たちは最後までよくやってくれた。これを糧に成長していきたい」。この言葉は忘れられない悔しさとともに選手たちの心にいつまでも残り続ける。
この悔しさをバネにこれからの日本サッカー界を引っ張っていってほしい。

さて、現サッカー日本代表A代表サムライブルー、ザッケローニジャパン(呼称をぜんぶ付けてみた)は、8月15日にベネズエラとのキリンチャレンジカップ、そして9月からはワールドカップ最終予選が再開される。
ぜひとも躍進して若き世代の悔しさを晴らして欲しい。

…今回、夏季五輪というタイトルをつけたけれどサッカーのことしか書いてないな。

映画レビューも滞り気味。どうも午前十時の映画祭レビューを終えて以降、思うように更新が進まない。
心を亡くすと書いて忙しい。(「忙」の字の左辺、りっしんべんは心の意)
そんなことはないとは思うのだけれど、忙しさは確かに人から余裕を奪う。
余裕がないと案外に無関心になりがちで心が冷たくなる。
土日休めているのだから本当に忙しいとは言えないのだけれど、それが元来の怠惰さに拍車をかけて、休みに何もしない悪循環が続く。何とか脱しないといけない。
やりたいことはたくさんあるし、今年しかない今年の夏はやはり満喫したい。

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