天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

2人羽織

2021-09-07 08:44:35 | 日記

 野合政権反対! 自民党総裁選で石破茂氏が出馬を見送り、河野太郎行政改革相支援に回るとか。何回も総裁選で安倍晋三前首相に立ち向かい、政権構想は出来ていると述べていたのに、それを世に問うこともなく、何の政見抱負も明らかにしていない河野氏にただ乗りするとは、政治生命の自殺に過ぎない。軍事オタクと言われ、いま中国の軍事拡張に直面して、その防衛構想の展開が期待されているのに、結局はプラモデルかアニメの中でのタンク、哨戒機いじりに過ぎなかったのかと疑わざるを得ない。
 もう、総裁選自体が茶番劇に見えてしまい、その背景を窺うに、噂されている候補者が高市早苗氏を除き、男も女も世襲、家業議員であることが、国家観、政権構想の競い合いがない総裁選レースの草競馬化をもたらしているのではないか、と思い至る。
 一番最初に手を挙げた岸田文雄前政調会長は既に出馬経験者であるため、それなりの政権構想を明らかにすることができた。他は立候補を決意したが、検討、調整中としているのは、推薦人集めもあるけれど、政権構想を付け刃的に急いでゴーストライターにでも準備させているのだろう。出馬表明時までに暗記できるのか。これまでの2代首相のように作成文書を読み上げるだけでは投票権者の胸に響かない。
 それでも誰かは勝ち残る。その後は、背中の官僚ブレーンの指示に従って、仕種をするだけの二人羽織首相では、内外の国難に立ち向かえるはずがない。これまでの歴代を見ていると、権勢意欲を満足させるだけのポストと予算のお零れを与えておけば、中身が無いほどコントロールしやすいと官僚組織に見くびられているのではないか。お祭りでは、浮かれ者には踊らせておき、神輿は軽いほどいいという。
 国力はトップの識見と判断次第で、伸長もし、衰退もする。「悪夢の民主党政権」の後も、長期在任中に2百数十カ国を遠足旅行してカネをばらまきながら、中国には軍事圧力を加えられ、ロシアには北方領土において経済特区を許す、体たらくに繋がっている。
 そういう状況の中で後継人事レースの幕が上がっているが、要は自民党政治の人材の枯渇が浮き彫りになったに過ぎない。その土壌は、村の庄屋的な世襲と、芸能タレントに類いした知名度が選考基準になっている選挙民度に淵源があるのだろう。国際調査によると、日本人の3人に1人が字が真っ当に読めないという。ネット投稿を見ると、5人に4人は字が読めていない、との読者の指摘もあった。投票行動以前の問題である。人間行動、社会行動が即物的、動物的に成り下がっていかないよう、政治のトップから襟を正し、お手本を示してほしいと思う、出馬断念ニュースであった。

ててんちむ
祭の囃し
聞こえけり
をこは踊らせ
神輿はかろく

 






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