朝5時のNHKラジオで白鵬引退決意の報を聞き、驚いた。照ノ富士の新横綱優勝も同時に伝えていたので、新聞紙面的に邪魔をしてないかと取りに行ったら、白鵬引退はまだ載っていなかった。郵便受けには大相撲公式ファンクラブ会員証と『祝昇進!横綱・照ノ富士うちわ』も届いていた。急な白鵬ショックはまだ心の整理がつかず、よく言い表わせない。
日本書紀によると、昔むかし、当麻蹴速(たぎまのけはや)という強力が居て、俺と生死を賭けた格闘に勝負できる者があればやっつけてやる、と豪語していたのを垂仁天皇がお聞きになり、臣下に探させて出雲から野見宿禰(のみのすくね)を連れて来させた。2人を対決させると、野見が一気に蹴り上げて相手の肋骨を砕き、倒れたところを踏み下ろして蹴速の腰を折って死なせた。昔の角力はこうであった。
おねんねファンによると、酷い、惨い、怖い、見たくないそうであるけれど、白鵬の張り手、かち上げなど、まだ緩い方である。そんなことを言っていると、日本のボクシングは野球のキャッチャーのような防具を着けて試合をしなければならず、面白くも何ともなくなる。
倒す者
現はれざりき
白鵬の
しこ名はとはに
語り継がれん
不世出の大横綱・白鵬の現役最後の場所で、15戦全勝で45回目の優勝を飾った7月名古屋場所初日に、新進気鋭の新小結・明生に豪快な掛け投げを極めた一番。
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