天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

ニューヒーロー無し

2021-10-17 16:37:34 | 日記

 白鵬のスーツ姿をニュースで見るとは、大相撲も一時代を画したと改めて感じた。元横綱の間垣親方が日本相撲協会が16日、両国国技館で開いた「薬物・コロナ等講習会」に参加し、新鮮な姿を披露したとか。
 しかし、現在の大相撲が直面している一番大きな問題は、コロナや薬物でなく、次代の希望の星が引導を突き付けて白鵬を引退に追い込めなかったことである。名横綱には引退を決意させる決定的一番がある。大鵬には貴ノ花、千代の富士には貴花田と、時代のホープに後を託した。その他横綱は体がボロボロになって、負けが込むようになって土俵を去っていった。
 ところが白鵬の場合は膝の手術をしてボロボロになっても最後の土俵となった7月名古屋場所を全勝優勝で飾った。しかも情けないことに唯一引きずり降ろすことが期待されたのは、同じモンゴル出身の照ノ富士であったけれど、力の差を見せ付けられ、跳ね返された。
 この時の白鵬の仁王の形相が品がないと一部ファンから貶されたけれど、貴花田改め横綱貴乃花が右膝半月板を損傷しながら横綱武蔵丸との優勝決定戦に勝った後の表情は鬼の形相として持て囃されるのだから、依怙贔屓もいいところである。18歳のアイドルの笑顔は素敵だけれど、30代の女優の品を作った顔は気持ち悪いと言うようなもので、ファンの品性の方に問題がある。
 とにかく20歳前後のぴちぴちした力士でも、30代半ばの円熟した力士でもいいから、来場所以降の土俵が大相撲でなく、小相撲になったと言われないよう、白鵬に迫る力と技を磨いてほしいものである。ついでにファンの観る眼と心性も磨いてほしい。



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