天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

身代わり

2019-03-08 18:16:44 | 日記
3月8日国際婦人年。というより昨年、米国80日レンタカー旅行に出掛けた日。ロスからサンディエゴ。春まだきと南回りで東行し、フロリダはマイアミビーチで遊び、眼目の一つ、キーウエスト海上ドライブを走破した。ワシントンはホワイトハウスを見学、ニューヨークで1週間長居し、氷結と降雪のナイアガラに感嘆し、ピッツバーグでバンジョークラブの演奏会に参加させてもらい、グランドキャニオンなど国立公園各所を巡り、ラスベガスでカジノを体験し、アナハイムを拠点にディズニーランド、大谷翔平先発のエンゼルス観戦、ユニバーサルスタジオなどを満喫し、5月26日に帰国した。何年もかけて計画したバラ色の旅行のはずだったのに、一瞬にして灰色となった。ラスベガスでルーレットをしているときに、最愛の猫ミャー太ちゃんの訃報が届いた。出発の日は雨でタクシーを家に呼ぶなど慌ただしく、お別れが疎かになっていたかもしれない。出発から1週間で相棒と喧嘩別れし、オクラホマシティーからメイン・ドライバーが居なくなり、軽しか乗り慣れていない私がいきなり左ハンドル・右側通行で、カーチェイスのようなフリーウエーを走り続け、逆走あり、濃霧の中のめくら運転、竜巻、雷雨、雪道と、命を落としてもよい場面がいくらもあり、奇跡的に無事生還できたのは、ミャー太ちゃんが身代わりになってくれたとしか考えられない。家に帰ったときは葬儀も済み、遺骨しか残っていなかった。まだ18歳のミャー太と老老相い身を寄せ合いながら過ごすことができるなら、海外旅行も何も要らなかったのに。5月14日の命日より、3月8日が私の時間が止まった日である。一人散歩がどんなに詰まらないことか。鶏のささ身を湯掻いたご飯を作らず、毎朝お白湯を供えることがどんな辛く、悲しいことか。若き日に、3カ月家出し、国道を跨ぎ、鉄道を越えて、戻って来てくれたように、帰っておいでよ。

黒髪に 緑の目映ゆ 君なりき
一歳逢へず 帰らぬを待つ




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