天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

イップス

2021-08-14 13:22:21 | 日記

 現代は多様性の時代と言われ、相異なる価値観、思想、信条、宗教、人種、性意識などを持つ人間が互いに尊重し合い、より高次な社会を築こうと心を寄せ合うことが求められている。そうした社会の趨勢は古典的・伝統的倫理を持って押し止められないけれど、そのベクトルの向かう速度、距離、幅に対する許容度については無限なのか有限なのか、現在のところ一致した見解、共通認識が固まっていないようである。しかし、時勢は刻々と新奇な事象が生まれ、膨らみ、熟慮を待ってくれない。直近では新型コロナウイルス感染がある。欧米先進国ではいったん大きな荒波に洗われ、応急のワクチン開発など、一定の学習効果を積んだ。幸いスロースタートだった日本にも、「さざ波」から段々とうねりが押し寄せ、1日の新規感染者数が2万人を超し、累計では111万人超と勢いがついて、欧米先進国のピークレベルに達するのか、封圧できるのかの瀬戸際に立っている。さざ波レベルの頃は、脆弱な医療態勢から零れた感染状況を社会監視の力によって封じ込めていたように見える。しかし、個人的直感では、1日2万人を超えると、多様性の論理が幅を利かせてくるような予感がする。感染者は特異でなく、単なる少数者との意識が芽生えると、中には少数者で留まっている必要はなく、意図的に広めて、仲間を増やそうとする動きが出てくるのが社会の経験則である。これを助勢する者として、「コロナは風邪に過ぎない」という確信を持つインフルエンサーが国内外に一定勢力を持ち、意図的拡散者としては集団免疫に役立つのだという言い訳が成り立つ。昨年のコロナ感染流行初期に、感染者が道連れを求めて飲食店の従業員に唾を吐き掛け、両者が感染死するという事件が内外で見られた。この教訓を忘れて、首相官邸に近い考えの持ち主が「さざ波」だ、「風邪」だとの政府無作為擁護説を振り撒いていると、閾値を超えて収拾がつかなくなる恐れがある。
 きのう卓球Tリーグの新シーズンチケット予約販売が始まったとのメールが入り、目の色を変えて物色した。リ・ホーチン(李皓晴=香港)、フォン・ティエンウェイ(馮天薇=シンガポール)、スー・ワイヤムミニー(蘇慧音=香港)、サウェータブット・スターシニ―(タイ)ら魅力選手が満載の日本ペイント・マレッツの試合は9月11日の初戦から是が非でも観たいと思った。また、女子5つ目の新チーム「九州アスティーダ」に参戦の超有望新鋭、シン・ユビン(申裕斌=韓国)選手のプレーが間近に見れるなら、絶対に見逃せないと心躍った。マレッツと木下アビエルの対戦チケット予約があとワンクリックで完了という所まで来て、イップスが起き指が鈍った。軽い風邪を引いても1カ月くらい体調を崩すのが常の気管支系の弱い体質なので、横目で感染状況報道を見て、怯んだ。罹れば必ず重篤に陥り、自宅で七転八倒しながら、惨めながらも未練の残るこの世との別れの覚悟がまだできていない。その前に、高速ラリー並みに仲間を道連れにする気力が残っているかどうかも分からないし、そういうストーリーは出来れば避けたいものである。




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