天愛元年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
新元号『天愛』元年にスタート

海防

2019-08-05 15:22:28 | 日記
 昔から8月は歴史的にも日本のいちばん暑い夏ではあるけれど、今年は特に日本の外交、防衛が試される。
 自民党の二階俊博幹事長がきょう、このところ頻度を上げる北朝鮮のミサイル等発射への政府対応に苦言を呈したように、遺憾と評するだけで、精彩の有る外交防衛行動を取っていないのは寒心に堪えない。ひょっとして低高度飛翔の新型飛び道具だったため、日本のレーダー等防衛システムでまだキャッチできていないことが原因ではないことを祈る。
 生身の国際情勢は、亀のように黙って首をすっ込めていれば、そのうちに台風のように危険が去る、というような甘いものではないはずである。
 韓国がこの8月中に竹島を我が物顔に、防衛訓練を実施するというではないか。まさか、日本の固有の領土である竹島を韓国にレンタル防衛してもらうようなことはあるまじく、毅然とした組織力で阻止する必要がある。突発的に武力行使があっても国土防衛であるから日本国憲法に抵触しない。
 その際、連動して北朝鮮の短距離ミサイルが日本近海を侵すようなことがあればどう対処するのか。
 また、中国が従前より尖閣諸島沖への船舶活動を活発化しているけれど、これが隣接する西表島、石垣島、宮古島に作戦をエスカレートするようなことがあれば準備は万全なのか。
 先にメドベージェフ・ロシア首相が択捉島を威圧訪問したけれど、さらには国後島に大型訪問団を送りプレッシャーを掛けてくれば、北方領土返還を内閣の至上命題とする安倍晋三首相はプーチン大統領とどう渡り合う覚悟があるのか。
 これら4か国の暴挙が同時発生する可能性がある。四海波高し。深謀遠慮と江戸末期以来の課題である一段の海防強化策が求められる。

着ぐるみと 縫いぐるみ着て 睨み合ふ
隣り同士が なかで汗だく


翔蟻

2019-08-05 09:07:26 | 日記
渋野日向子のゴルフ全英オープン優勝は凄すぎる。日本選手のビッグタイトルではボクシングの井上尚弥、野球のイチロー、体操の内村航平、フィギュアスケートの荒川静香、水泳の岩崎恭子らに匹敵するサプライズ快挙やわ。映像で確かめようとNHKの6時、次いで7時のニュースを見ても、記念すべきビクトリー・パットの動画が出てこなかった。なんで?国民のNHKを標榜する割には準備、手配が成ってないな。ニュース伝送にまだ伝書バトか韋駄天を使ってるんやないやろな。聴視料を払わないと有罪やと脅すなら、経費を正当に使ってくれよ。自社取材はもちろんやけど、事情でできなかったにしろ、同じ立場の英BBCに頼んで映像を借りてこいや。それくらいの国民的慶事という理解がないのかなあ。
ホワイト国から除外された韓国みたいに、思わずカッとしてしもた。冷静になってよく見ると、蟻にも羽があって飛ぶのがいた。このくそ暑いのにちょこまか勤勉に歩くなあと観察していると、ブンと飛び立つのに遭遇した。別に、虫好きの人なら当たり前のことだろうけれど、初めての実体験に感動した。自動車だって飛行し、水上を滑走する時代だから、生命誕生後40億年の歴史の中で蟻が飛ぶのはありふれたことかもしれないけれど、適応と進化の生命の神秘には額づかざるを得ない。
きのうお茶教室の帰りに、騒がしく鳴くセミを観察した。逆光にならないようあちこち位置を変えていると、ピッと小便を頭に掛けられた。目は上を向いているのによくも正確に飛ばしやがった。セミコンダクター制御なのか? 生物の進化は素晴らしい。それに引き換え人間は、国際紛争や銃乱射、火付け強盗などの世相を観察するにつけ、悪知恵と凶暴さしか進化していない。変わらぬことを尊ぶのは茶道くらいである。千利休の創始以来、四百数十年ずうっと作法を守り磨いてきた。変わったのは人が内省しようという意思を失ったことである。トランプ、安倍が現れ、金正恩が生まれ、イギリスが凋落し切った。次の文化と帝国を築くのはどこであろうと私には関係のないことである。

みんみーんと 鳴き声やまず 夏の夕
お茶に親しむ 涼し点て前