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天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

早苗

2022-05-24 21:53:57 | 日記

 散歩中、ふと思いついて野菜畑に寄ると、早くも旗が立っていた。まさかと思って近づくと、既に直売が始まっていた。毎夏のお目当ての枝豆とトウモロコシは未だだったけれど、キュウリにトマト、ジャガイモ、ニンジンのほか、新顔としてベビーコーンが出ていた。新鮮野菜より嬉しかったのは、この時季の短期アルバイトとして目元爽やかなお嬢さんが担当していて、一年ぶりに再会できたことだった。清楚で雰囲気としては淡い紫の朝顔といった風情で、話すと瑞々しいトマトのような明るさを放つ。直売所はひと夏も続かず、去年など7月下旬には品切れ店じまいしたので、3回程度しか顔を見ていない。しかし、一目で印象に残り、行った時に別の担当者だと、がっかりしたものである。1年ぶりですね、と言うのは、どの買い物客にも当てはまることではあるけれど、声音からは向こうも覚えていたかもしれない嫌いがあった。と言っても、名前を聞いたり、立ち入るつもりはない。そうだ、一人勝手なイメージから、早苗と名付けてみよう。
 邪悪なロシアの侵略戦争によりウクライナでは小麦など穀物の流通に大支障を来しているのが愚かな独裁者による悲惨な現実であるけれど、わが豊葦原の瑞穂の国では地域により段々と田植えがたけなわとなっている。ITだバーチャルだと騒いでも、結局はこの地道な労働の実りと恵みが無くては人間は生きていけない。

水を張り
苗を植ゑ付け
実り待つ
襲ひ奪はず
人は殺さず

 

 


肩透かし

2022-05-23 12:22:56 | 日記

 人生の冬の時代が到来した。大相撲夏場所が昨日で幕を閉じた。取り残された私は日々、何のために暮らしていけばよいのか。また無為に戻らなければならない。隆の勝とか、豊昇龍、若元春らニュー・スター誕生かと思わせた場所だったけれど、やっぱり終わってみれば、どっこい、照ノ富士の貫禄の優勝だった。どすこい。
 しかし、期待に反して肩透かしかと言うと、一戦一戦を吟味すれば、今場所ほど気迫のこもった熱戦が多く繰り広げられた相撲はなかったように記憶する。準優勝の隆の勝、佐田の海だけでなく、志摩の海、翔猿、琴恵光、宇良、隠岐の海、北勝富士らの一番一番に懸ける執念の相撲は見応えがあった。霧馬山、若元春の身のこなしの美しい相撲は見ていて爽やかであった。碧山、栃ノ心、玉鷲に、情け容赦のない力強さが蘇ったのも頼もしかった。明生もこれまでかと腰痛を同情したくなるような序盤の戦いぶりだったのが、後半に本来の鋭さが戻った。元横綱鶴竜さんは足の動きなどプロの目から見て辛口解説だったけれど、また三役に戻ることが期待できた。何よりも特筆すべきは小兵・翠富士の活躍であった。幕内の代表的巨漢・碧山と栃ノ心を得意技の肩透かしで土俵に這わせた相撲は、ロッテ・佐々木朗希投手の164キロ速球による見逃し三振よりもスッキリ感が高く、芸術・アートの領域に達していた。岸田内閣が聞く耳を持つなら、紫綬褒章を贈呈する価値があると思う。相撲協会は内閣総理大臣杯だけで満足すべきでなく、速やかに文部科学省を通じ内閣府賞勲局に紫綬褒章の授与を強く推薦すべきである。
 翠富士の肩透かしのように、世の中にはよく見ないと分からないことが多い。100円ショップで買ったサボテンを育てているけれど、熱暑の砂漠で育つ植物なので、我が家のように日当たりの悪い家では可哀そうだと、自分の居る部屋から日中は僅かに陽が差す場所のガラス越しに移していた。ところがけさ何気に、水遣りの頻度を確かめるため説明書を見たら、「直射日光の当たらない場所」と書いてあるではないか。この1年近く、愛情を込めて大事に扱っていたつもりが、全然筋違いだった。女に優しくしても生涯持てなかったのは、どこか扱い方を間違っていたのだろうか。散歩の道々の家と違って、うちのサボテンは全然花が咲かないと諦めかけていたけれど、こちらの方はまだ間に合うかもしれない。
 醜女の深情けと言うけれど、持てなくていいのにすり寄ってこられるのがカード不正利用である。この数カ月に相次いでアマゾンとビュー・カードから身に覚えのない請求が来て、利用停止・再発行をしてもらった。そこへまた、イオンカードから初耳の店舗の請求が通知された。散歩中に落としてはいけないと家の隠し場所にそのカードをしまい込んであるのに、利用できるはずがない。カード番号を暗記できるくらい頭が良くはないので、ネット注文も無理である。認知症年齢に達しているけれど、カード利用の有無より、カードの在りかを忘れていたので、度忘れと言うことはあり得ない。断捨離のいい機会なので解約してもらうことにした。なぜこんなことが再三起きるのか。スキミングの可能性があることはあるけれど、生鮮スーパー中心の利用なのに、行列を待たせてそんな手際の良いおばちゃんが居るとは思えない。おそらく、情報漏洩なのだろう。カードの発行競争で審査が甘くなっても、ガードが甘くなっては困る。個人情報の取り扱いを直接のサービスだけに限定し、2次利用、3次利用を規制しないと、いくらでも隙が出てくる。インターネットを軍事やセキュリティーに利用しているのだろうけれど、それならCIAやペンタゴンに代金を請求すればよく、ネット広告やステルス利用によってダーティー・マネーを一部ネット会社に集中的に稼がせることがないよう、世界的世論を高めていく必要がある。

 


悩む判断

2022-05-19 12:10:50 | 日記

 楽天が携帯の1ギガ以内無料帯を止め有料化に踏み切ると発表したことで解約が続出していると新聞に報じられている。これを受けて19日の株価は17日の年初来安値を割り込み本日安値761円まで売り込まれている。引退生活者だと家のWi-Fiに繋げれば滅多にギガを食わないので、有り難いことだと思う半面、無料電話も使えるのにタダでは申し訳ないなと心苦しかったので、目を瞑ろうかと思っていた。しかし、世の中にはシビアというか、ドライな人がいるもので、想定外に解約が進むようだと経営判断の誤りということになる。
 判断を誤りそうなのが今場所の大相撲優勝予想である。役力士8人のうち最低優勝ラインの4敗(7勝)までに止まっているのは、横綱照ノ富士と小結大栄翔の2人だけというのは異様である。きょうのNHK中継では優勝争い展望をテーマに境川親方が両国国技館で解説する。おそらく穏当に9勝2敗で単独首位の隆の勝とそれを1差で追う照ノ富士が軸となり、8勝の霧馬山にもチャンスがある、と予想するのであろう。
 しかし、楽天の経営判断のように市場や土俵では裏目に出ることもある。
 相撲協会やファンの視点からは、人気力士の宇良(8勝3敗)が変幻自在の忍者相撲で驚異の逆転優勝するシナリオが一番盛り上がり、好ましいのだろう。
 しかし、侘び寂び茶の心得のある私としては、それだけでは美意識に合わない。35歳とベテランの域に入ったものの、疲れが出ないし元気いっぱいだと終盤戦に自ら自信を示す佐田の海をダークホースに挙げたい。突いても押しても叩いても崩れない超難敵の志摩の海との本日の一番を乗り越えることができれば、おそらく明日の隆の勝戦にも、一気の押しを凌ぎ四つに組み止めて寄り切り、10勝3敗で先頭に並ぶだろう。こうなると同県出身の正代のたくまざる援護も得て、親子2代にわたる悲願である初優勝を飾る気がする。しかし、下剋上というか上落下の今場所の推移は混沌としており、楽天の継続か解約かの判断同様、悩ましい限りである。ただ、誤送金された大金をギャンブルですったのか、どこかに隠しているのかを推理するよりは、楽しい。

 


住み辛い世

2022-05-17 14:03:47 | 日記

 先日、北隣の家の屋根を補修すると工事関係者が挨拶に見えた。きょう朝から凄い音がして驚いた。狭いと言っても庭を隔てているのだから、二重ガラスにしている室内でくらいはと、僅かに腰が浮き上がるほどの屁をふだん扱いていたが、こんなに聞こえるのかと、少し控えようと考え直した。散歩中、辺りに人気が無いので油断してブッとやると、陰になっていた脇道の人が振り返る音量なので、外では極力我慢していたのに、もうどこで安心して出来るのか、住み辛い世の中になった。
 大きさで言うと、大相撲幕内力士の体重を相撲アプリで調べたら、夏場所これまで全休の逸ノ城(211キロ)を除いて、最重量は千代大龍の190キロで、次いで高安184キロ、碧山182キロの順。身長では幕内最長身の輝の193センチを筆頭に、190センチ台が照ノ富士、碧山ら6力士。逆に小兵では169センチ、111キロの照強が上背、体重共に最も小柄。僅差の2位で171センチ、112キロの翠富士が最小を争う。この翠富士がきょう10日目に、巨漢力士代表格の碧山と当たる。7勝2敗と優勝争いの先頭を行く好調な碧山の強烈な突き押しをかわし、立ち合い鋭く押し込むことができ、翠富士得意の肩透かしが決まるか、ハラハラ、ドキドキしながら楽しみたい。

目にも見よ
遠からん者
音に聞け
プーチン真似て
傍は迷惑

 


女の髪型

2022-05-15 15:58:58 | 日記

 沖縄本土復帰の日、コロナ臆病にならず元気を出せと政府も言うし、マスクも着けっ放しでなくて良いというので、街に出掛けてみた。世の中が斬新になっていた。少女でない成人女性が三つ編みのお下げ髪を後頭部の中央で結んで垂らしていた。吸い込まれるように魅力的だった。ツイッギーのミニスカートと小川ローザのおう、猛烈以来の衝撃だった。スマホを取り出したけれど、逮捕が怖くてシャッターを押せなかった。