シングル感想。⇒fripSide「LEVEL5-judgelight-」

今回も、無駄に長文。

fripSide「LEVEL5-judgelight-」
公式サイト　　　　試聴はコチラ(YouTube)

1. LEVEL5-judgelight-（★9.5点）
（作詞：fripSide　作曲・編曲：八木沼悟志）
2. memory of snow（★8点）
（作詞：八木沼悟志・yuki-ka　作曲・編曲：八木沼悟志）

昨年は初代ボーカルnaoさん脱退、2代目ボーカル南條さん加入、再メジャーデビュー、オリコン3位、PVにマギー審司出演（笑）と話題に事欠かなかったfripSideの、2010年第1弾シングル。前作に引き続き、アニメ「とある科学の超電磁砲」のOPテーマとなっております。

前作「only my railgun」はsatさん曰く「僕の作曲人生の中で燦然とした名曲」だから、その次のシングルを中途半端なものにしたくない、という想いがあったそうで、リリースにあたって100曲近くも曲作りをして、最後まで、納得いくまで作り続けた楽曲がこの「LEVEL5-judgelight-」、とインタビューで語っております。

確かに、それも納得のクオリティ。

イントロからして格好いい、チカラ入っているサウンドメイキングはTKやDAの影響を感じるものではありつつも、もう完全に"fripSideのサウンド"として確立した感がある、とても素晴らしいモノなのですが、今回注目すべきはメロディと、そして南條さんのボーカルのマッチングかなと個人的には思ったりして。

前作は前作でインパクトの強い強力なメロディでしたが、メロディアスさという点、南條さんのボーカルとのマッチングという点ではまだ進化の余地があるかもなーと思っていたんですね。実は。

そしたら、早速その点を進化させてきてくれていて！ｗ

前作よりもメロディアスで、ドラマティックで。そして、南條さんの浮遊感あるボーカルとのマッチングが最高です。ホント。サビ途中で転調するのもデジタルポップス好きのココロを上手く掴んでくれるなぁ～と思うし、疾走感があってインパクトもあるんだけど、聞いてて心地良い。そんな不思議な感覚が素晴らしいです。

あと個人的にはアウトロにある長めのギターソロがツボ。

難点をひとつ挙げるとすれば、英語の部分がなんて言っているか歌詞カード見ないと全く解らないってところでしょうかｗ
まぁそこは雰囲気で汲み取るってことで・・・
fripSideは昔から英語詞が聞き取りにくかったし、こういうもんなのかなと(爆

しかし、「LEVEL5」ってタイトルはsatさんの小室さんや浅倉さんへのリスペクト魂全開だなーｗ　とか思ってたら、単にそれだけじゃなくって、アニメの主人公が能力レベル5(最上級レベルらしい)なのね。上手いことかけたなぁ。

そして些細なことですが、作詞がfripSide名義なのは何気に初ですね。naoさんとsatさんの共作の時も「fripSide」名義じゃなかったのに。さて、これには何か意味があるのかな？なんて思ったり・・・ｗ

C/W「memory of snow」は旧来からのファンにとっては超なつかしい感覚の、昔ながらのfripSideサウンドを新しく蘇らせた、そんな感じの楽曲。イントロからしてなんか「save me again」とか思い出して懐かしくなったよー。タイトル通りの切ない冬ソングに仕上がっています。打ち込みデジタルサウンドと冬ソングの相性はやっぱりバツグンですな。メロディの美しさもさることながら、サビでのファルセットが美しい。南條さん、いい声してます。

 

初動枚数は前作よりアップ、アニサマにも出演決定、と今年も躍進していく予感がひしひしと感じられるfripSide。南條さんのビジュアルレベルも急速に良くなってきていることだし(爆)、この調子でどんどん進んでいって欲しいなーと思う今日この頃でした。