ひゃっかんのひとりごと

日常生活の中で感じた事を、防備録の代わりに徒然に。

ラヴェル/ラ・ヴァルス

2005-02-16 | 音楽
久しぶりにラヴェルのラ・ヴァルスをやっている。

混沌としたテーマから、やがてヴィオラとバソン(今回はファゴット、残念!)でヨーロッパの青空をイメージさせる明るいテーマに移行していく様は、まさにラヴェルならではの手法が生かされている。

曲の冒頭に「ウィーン風に」と書かれているが、ウィーン風にやるのは日本人にとって至難の業である。あまりたくさんの演奏は聴いていないが、どの演奏を聴いてみてもウィンナワルツ風に演奏しているのはあまり無いので、一度ウィーンフィルが演奏したのを聴いてみたい気がする。

自分でフレンチ・バソンを演奏するようになってから、フランス音楽に対するイメージが一新した。やはりもっと管楽器が明るく主張しないと、フランスの音楽はだめだ。互いに明るく主張して、ごく高度な部分で音色が融合して新たな音色を築くみたいな積極的な溶け合いが必要だと思い始めている。

それにはオーケストラがどこもインターナショナル化してしまった今となっては難しいのかもしれない。何か寂しいなぁ…


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