エロ小説 【変態ナースの妄想】

【メール交換】

美弥子は3交代の夜勤だった　この病院に来てからしばらく日勤だったが　一か月前から交代勤務に入っていた。

夜勤っていっても　整形外科だから　内臓疾患ではないし、そんなに重篤の患者がいるわけでない。

それに　総合病院なので救急外来はあるけど　医者の不養生といって　よく病気になったりして交通事故などは　しばしば　断わっていた

美弥子は　夜勤中だが　もう一人の当直ナースとで　ワリに暇なのだ　つまり消灯後はラウンド　といって病棟回って巡回の「歩き」する程度・・

看護師詰所には　パソコンが置いてあり看護記録も　もちろんそれに書くのだが　こういう暇なときはネットをする。

勿論内緒であり　密かな楽しみでもあった

いつものようにあるサイトを開いた

美弥子は通称　ナオコとしてプロフを書いており　それには　自分の赤裸々な　性癖を書いたり　詳しいSM嗜好も載せていた

 

それを見たネットの男性とメール交換をしていたワケである。

メールはいくつか溜まってた　美弥子はそれを見向きもせず自分あての秘密メッセージボックスを開いた

目当ての相手から2つ来ていた

「ナオコさん　あなたのメールを見て　とても興味憶えています　僕はあなたと同じ医療業界で働いている　関東エリアの勤務医で　専門は　産婦人科です

最初に云おうと思いましたが　今日になってしまいました

こういうSMサイトなので　互いの身分はなかなか明かせないものですしね・・」

「あなたの　SMの嗜好を拝見して　僕と嗜好がぴったりと思うのです

で、すぐにでもお会いしたいというのは　失礼なので数回　メール交換のあと　カメラとボイス機能のある　スカイプを希望していますがいかがですか？」

(そうなんだ！　やはりお医者さんだったのね　どこなんだろう・・関東ってあるけど)

 

美弥子は東京都心の総合病院だった。

美弥子は嬉しくなった　自分の秘密を現役の医者に知ってもらえたことが　今までと違う快感になった

美弥子は今24歳だが　高校の初めよりオナニーの依存症に陥り　今もそれが続いていた

SMという世界を雑誌で知ってから　密かに雑誌を通販で買い求めたりSMグッズも　一通りそろえて夜毎　自分の肉体を責めて　独り悶えていた

生まれてこのかた　男性と一度もセックスしたこともないのに　そんなことをしている自分がものすごく病んでいると　気にしていた

外見は社交的で明るいし美人と評されている。　恋人の1人や2人当然いるであろう、と　思われているのに対し本当の自分は　見下げ果てた　情けないものがそこにあった

 

(私は　異常なのだろうか・・)

1人寝のベッドの上で全裸になり　バイブを挿しこみ　あられもない性器を鏡で映して　凌辱受けてる妄想で濡らしている自分が惨めと思い始めていた

そんな悶々とした性癖や　思いを誰かに打ち明けたくなって　そのSMサイトに登録したってワケだ

ネットは便利イイ・・　恥を晒しても「私自身」を晒してるわけではなくて　会うまでは　バーチャルの私でいいからだ

ホンネをそこでいくらぶちまけようと　全く「実害」はない

だから美弥子はすっかり　ハマってしまい　変態性欲の昇華先をそこに見出した格好だった

つづく