歌集1冊読了につきXへ投稿する。新たな歌集を読み始める。洗濯物を干す。歩数は1,563歩だった。
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『一本亭追福狂歌集』
夷曲に名のしる一本亭芙蓉花 の翁仮初にしもやまふの床に
*「やまふ」=「(動詞「やむ(病)の未然形に反復、継続を表わす助動詞「ふ」の付いてできたものか、あるいは、「やまい(病)の動詞化か)ずっと病んでいる。病み続ける。やもう」(日本国語大辞典)
臥したまひけるか壽限りありてやむそちみつの寿辞世の詠を残しみまかりたまふけに惜むへし哀しむへし 年月机下に教を受し」(一オ)難波津のひとひと寄つとひ翁のゐて我らかりの世の事をかたみに語り出しけむ涙に硯も海をなしぬ一封亭朶雲のぬしを先としてをのをの追福の言の葉を綴こめて霊前に供しぬ孝子梅郷主へ」(一ウ)それを小冊となしてかねて翁にちかくありけるをつ国々のしる人に贈りてこたみの事をつけしらしめて追福の佳詠を集めてほしとの志なり予に其とほりをかいつけよとあるにいなみ」(二オ)
*「かいつけよ」)=参考「かいつく(書付」=(「かきつく(書付)の変化した語」)「『かきつける(書付)(1)』に同じ」=「(1)ちょっとした事柄を書いておく。かいつく」(日本国語大辞典)
かたくつたなき筆して
かくなん
一花亭
守由
天明三癸卯年季春」(二ウ)
天明三年癸卯
齋譽一本宗貞居士
正月弐从六日」(三オ)
辞世
一本亭芙蓉花
いつまてを
きのふは人の
みのうへと
わか身の上は
思はさりけり」(三ウ)
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