ICHIRO KOBE の 街・海・山

街・海・山で出会った風景・建物・生き物等を撮っています

ヒヨドリも昔は渡り鳥だった!

2015-08-10 | 野鳥
足の筋力保持のため、いつもの散歩コースに出てみた。
暦の立秋は過ぎたとは言え夏本番中で、数歩足を出しただけで一気に汗が噴き出る。
シギ類が戻っているないかと、かすかな期待を持って生田川河口に向かった。
しかし常連のアオサギ・コサギ・ムクドリにも会えず、カワウ・カルガモ・スズメ・ヒヨドリ・越夏しているホシハジロを眺めただけで帰って来た。
折角カメラを持って行ったので、「赤い実」を頑張って取っていたヒヨドリの若鳥を撮ってみた。
ヒヨドリはどこへ行っても目にすることができるが、もともとは渡り鳥だったようである。

「サントリーの愛鳥活動」に、以下のように書かれている。
【全長27.5cm。全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物です。これは熱帯が主生息地であった祖先ヒヨドリの名残り。今では虫や草の葉、芽も食べますが、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。東京では1970年頃までは10月に渡来し、4月に渡り去る冬鳥でした。それが、留鳥として一年中棲むようになりました。より南にすんでいた留鳥が北上してきたものと考えられています。また、今も秋には北海道から多数のヒヨドリが本州、四国、九州へ渡ってきます。ヒヨドリは日本中にすんでいますが、小笠原や沖縄など南の離島では留鳥ですので、独自に色彩が変化し、茶色味の強くなった亜種がいくつも知られています。
その昔、一ノ谷の戦いで、源義経が平家の軍勢を追い落とした深い山あいを「ひよどり越え」というのも、そこが春と秋ヒヨドリの渡りの場所になっていたことからです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・】
ヒヨドリは、温暖化で南に帰る必要が無くなったようだ。



昨年散歩の途中で撮ったヒヨドリは、目の前で囀ってくれた。