ICHIRO KOBE の 街・海・山

街・海・山で出会った風景・建物・生き物等を撮っています

閑さや岩にしみ入蝉の声

2015-08-02 | 日記
先月末猛暑が続くなか、役行者が修行したと言われる金剛山に登った。
登ったと言っても、麓の駐車場からロープウェイに乗ってである。
しかし、山上駅から頂上にある葛城神社までは急な坂道を40分程登っていかなくてはならない。
五月中旬に二度登ったが、その時は全山が野鳥のさえずりで包まれていた。
なかでも「ミソサザイ」の鳴き声どこへ行っても聞こえていたような記憶がある。
カケスもあちこちで鳴いていた。

今回は、一変していた。
野鳥の鳴き声は、ウグイスの他には時折ソウシチョウが鳴く位であった。
全山セミの鳴き声に包まれていた。
セミも数種類いたようであったが、特にヒグラシの鳴き声が支配的であった。
その鳴き声を聞きながら、芭蕉の句を思い出した。

閑さや岩にしみ入蝉の声

芭蕉が聞いたのも、ヒグラシだったに違いない。

5月に行った時撮ったカケス(ビデオから切り取った映像で、少々ピントが甘い)


この時はミソサザイがあちこち飛び回っていた


今回ヒグラシを撮ってみたが、これがなかなか難しい