二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

金霞加工

2022年10月13日 | 日記

二鶴工芸です。
金霞加工。
切箔・砂子・野毛を使用しています。
と言っても今回は自前で加工した霞加工のシルクスクリーン型を使用してます。
事前に何パターンか加工してシルクスクリーン型を製版するわけです。
もちろん、型ではなく実際に加工する場合がほとんどですが、特に柄の無い無地場などに加工する場合は箔を接着させるための糊を摺った場合に糊跡が経年でシミのように出てくる場合があったり、変色してしまっている場合があります。
加工したての時はさほどでもないですが、経年で跡が出たり、埃がついて黒くなったりする場合があります。
結果的に購入されたお客様をガッカリさせたり、ご迷惑をお掛けすることになりますので、リスクのある加工の場合には依頼する得意先と相談し加工方法を決めます。
手でやる方が良いとか付加価値があるとか、作り手の自己満足で物事を進めるとかえってご迷惑をお掛けする場合があります。
ですので、ケースバイケースで加工方法を選択します。
結局、誰のために作っているのかです。







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