親子でつながる子育て~抱っこ法~

抱っこ法の考え方をもとに、子育て中の親子やハンディを持つ方など、たくさんの方の心の支援を行っています。

子育ての話2 ~涙の大切さ~

2013年04月06日 | 癒しの子育てネットワーク大阪

癒しの子育てネットワーク大阪です。

 

前回はYちゃんの話で、

お母さんに抱っこされ、慰めてもらいながら,たくさん泣いてすっきりした話をしました。

 このように、涙にはとても大切な役割があるんです。

 

子供が泣く理由は3つに分けられるといいます。

(下和田実ワークショップより)

 

一つ目は、『欲求伝達』です。

子供は、「お腹がすいたよ」「ママ、僕を見てよ」などの欲求を泣いて訴えますよね。

 

2つめは、『感情解放』の涙です。

前回のYちゃんの話はまさしくこれに当たります。

「寂しいよ」「不安だよ」という感情を、

泣くことによって発散したんですね。

 

3つ目は、『自立に向けて』の涙です。

これは、断乳の時など、

未練心や心の葛藤を乗り越えるために泣いて頑張る涙です。

 

こんな風に、子供はただただ泣いているのではなく、

たくさんの気持ちや心・葛藤を持って泣いているんですね。

また、ストレスを感じたとき、ACTH(副腎皮質ホルモン)と呼ばれるホルモンが体に分泌されます。

涙の中にはそのACTHが解けて、体の外に出ていくため、

泣いた後気分がよくなるそうです。

 

前回お話ししたYちゃんは、

妹ができて寂しかったストレスを

ママに抱っこされ、たくさん泣いて、慰めてもらう。

いわゆる、『感情の発散』をしたとともに

おねえちゃんとして頑張っていきたいという『自立に向けて』の涙をこぼし、

すっきりして、本来の自分を取り戻せたんですね。


ここで大切なのは、

ただ泣くのではなく、お母さんに抱きしめられ、

一緒に心も抱きしめてもらいながら、たっぷり泣くことが大切なんです。

 

そうやって、ママと子供の一体感を感じ、

愛情や安心感を与えてもらうことで、

自己肯定感(私は大切な存在だ)を感じていくことができます。


ホワイエホームページ

 

 

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