放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

蟲師

2007年04月18日 | めっちゃおんもんない!(--〆)
監督:大友克洋 2007年公開

漆原友紀による同名の人気漫画を実写化したものですが、私は原作を読んだ事がありません。
ハッキリ申し上げて、原作を知らない方は観賞しない方が正解です。
いや、原作を知っている方にとっても、この実写化は失敗だったのでは無いのでしょうか?
とにかく面白くなかった!
「映画」というレベルのものでは無い作品です。
大友克洋監督は、映画というものに何を求めているんでしょうね?
「スチームボーイ」の時もそうだったんですが、観客に楽しんでもらうというより、監督自身のマスターベーション的な感覚で映画を作っているようにしか思えません。
監督自身も漫画家であり「AKIRA]、「童夢」などの作品を世に出した素晴らしい漫画家であるにもかかわらず、映画となると素人以下のものを作ってしまっている…。
映画と漫画では、比べようがないのかもしれませんが、ここで問うべきは監督のセンスです。
映画に関しては、まったくセンスが無いように思います。
この「蟲師」は、ここ近年観賞した作品の中では一番ひどい出来でした。
映画見終わってすぐに「しょーもなぁ!!!」と、映画館で絶叫してしまった作品は、この作品が初めてです。
他の観客の反応も見ましたが、誰一人「面白かった」「良かった」という声が挙がっていませんでした。
ある中年の男性の方が「蟲師なんて無視しぃ」と、オヤジギャグを言ってられました、思わず頷いてしまいました。

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