放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

THE COVE [ザ・コーヴ]

2010年07月28日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:ルイ・シホヨス 2010年公開(USA)

和歌山県太地町のイルカ漁を取上げた作品です。
ドキュメンタリー作品としてはなかなか良く出来た作品だと思います。
入ってはいけない場所に潜入するシーンなどはスパイ映画のようですしね。
ただ、茶番劇である事も確かです。
「命がけ」というセリフが時折出てくるのですが、何に対して命がけなのか理解しがたいのです。
漁師達が潜入されたからって、撮影スタッフを殺害する訳が無いですしね。
あと、作品の冒頭で「イルカ漁に反対も賛成もしていない」と言う事がテロップで流れてましたが、この作品は完全にイルカ漁反対の作品です。
そもそも米国人は何を持って命の基準を決めているのだろう?
殺しても良い命、殺してはいけない命…、基準は何処にあるのだろう?
まず、その基準をはっきり言ってほしいですね。
とりあえず撮影スタッフには、広島平和記念資料館にでも行ってほしいわ。
あんたらの国はイルカどころか、戦争のどさくさで民間人をたくさん殺しとるやないか!
しかも、まだ核兵器もっとるし!
よその国の事をごちゃごちゃ言う前に、核兵器をなくす運動しろよ!

あと、太地町の漁師達の対応ですが、「文化」を主張するなら、もっと堂々とイルカ漁を行えば良いと思います。
「マグロ漁するのもイルカ漁するのも一緒や!」と言えば良いのです。
こそこそと漁をするから、アホな米国人にスパイゴッコをされるのです。
もっとオープンに漁をすれば良いのです、それに対しては批難されるかもしれませんが、きっと賛同してくれる国もあるはずです。
もう、こそこそと漁をするのは止めましょう!
このバカな作品の為に、全世界に知られてしまったのだから…。

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1 コメント

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盗撮に見せているのは演出 (ednakano)
2010-07-30 22:20:03
本当の盗撮部分はわずかです。また、太地のイルカ漁はシーシェパードの妨害行為から始まって、海外メディアの一方的な取材にさらされたため、悪意からの自己防衛のために立ち入りや撮影を禁止にしたわけですし、その筋では10年近く知られております。
映画のような一方的メディアでやられると、一地方の自治体の手には負えないのではないでしょうか。
しかし、この映画のくだらなさはおっしゃる通りです。アメリカ人も一般的には冷めた目で、環境保護ビジネスのPVぐらいにしか評価していません。ハリウッドと仲のいいシーシェパードが裏金でも使ってアカデミー賞取らせたんだろうし、海外の映画製作者のモラル低下のせいなんでしょうね。
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