放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

UDON

2007年04月21日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:本広克行 2006年公開(日本)

この監督の作品は「踊る大捜査線」もそうだけど、ノリは良いんですが、ただそれだけ何です。
それなりに楽しむことは出来るんですが、すごく薄っぺらな感じがします。
この作品もそうです、観賞中は楽しんで見る事が出来るんですが、見終わってから「ああ、面白かった」とは言えないんです。
1回だけ観賞すれば、それで良い作品だと思います。
だから、映画館で観賞されている方は、DVDを購入しないでしょうね。
ハッキリ言って、テレビ的な作品ですね。
その時だけ視聴率を稼げば良いって感じです。
あと、この監督は、意識的に他の作品のワンシーンを良くパクっていますが、これはヤメタ方がいいですね。
今作でも、冒頭のシーンは「男はつらいよ!」のワンシーンをパクっていましたしね。
白けるのでヤメテほしいです。

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涙そうそう

2007年04月21日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:土井裕泰 2006年公開(日本)

非常に無難に出来ている作品です。
ストーリー的には目新しさは無く、あだち充さんの原作漫画「みゆき」を彷彿とさせる内容です。(「みゆき」を暗くした感じです。)
あと、ラスト近くでカオル(長澤まさみ)が着物を受け取るシーンがあるのですが、尾瀬あきらさんの原作漫画「夏子の酒」に、同じようなワンシーンがあります。
まあ、監督がそれを意識していたのかどうかは理解出来ませんが、とにかく目新しい感じは無く、ストーリーが事前に読めてくる作品でした。
ただ、感動させるツボは押さえているので、それなりに感動出来ます。
残念なのは、カオル役を長澤まさみさんにした事ですね。
見た目のイメージは良いのですが、演技力がイマイチでした。
洋太郎(にいにい)役の妻夫木聡さんが良い演技をしていただけに、長澤さんには頑張って貰いたかったです。
もっと演技力のある女優さんをカオル役に起用していれば、この作品はもっと良くなっていた事は間違いないですね。

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