なりたい職業とか憧れる職業とかじゃなくて、なんとなく気になる職業ってありませんか?
無いですか?あー、そうですか。
私にはあります。
その職業とは、「郵便配達夫」と「灯台守」。
私はこのふたつの職業に、なんとなくポエティックなイメージを持っているのです。
郵便配達夫の場合はまず言うまでもなく、人の秘密を運び、大切な知らせを届ける仕事だというところが、いいのですね。
郵便配達夫という職業は、小説や映画の中で「不幸な知らせ」や「秘密の暴露」を暗示する存在として登場することがよくありますよね。この手は今やベタ過ぎるかとは思いますが、でもこの「告知者」のイメージが、私はやっぱり好きです。
『ドナウの旅人』は、宮本輝の小説の中で唯一好きと言える作品なのですが、この小説には余命2ヶ月の郵便配達夫が登場する印象的なシーンがあります。
この郵便配達夫の望みは「最後に配る手紙が幸福な手紙であること」。
また、郵便配達夫には「街・道・裏道を熟知する者」というイメージもあって、ベネックス監督の映画『ディーヴァ』の主人公の青年なんかは、こちらのタイプだったように思います。
次に灯台守ですが、私がこの職業に対して持っているイメージについては、あの美しい旋律と歌詞を持つ「灯台守」という歌に負うところが大きいです。
というか、この歌が私にとっては灯台守に関する唯一の情報源なので、負うところ100%と言った方がよいでしょう。
この歌を聞いてイメージされるのは、無私無欲で奉仕の精神に富み、責任感強く冷静沈着、いざというとき頼りになって、力持ちだが大食らいではなく、スラっとしていて眼鏡が似合い、趣味は読書と天体観測、女性には一途で犬と子どもには優しいという、実は何かとんでもない裏があるのでは?と、かえって怪しみたくなるほど清潔な男性像です。
もしこのような男性が現実に目の前に現れたら、汚れ多き私などは憧れの気持ちが180度ひっくり返って、わざと嫌われるような言動をとってしまうかも知れません。
と、このように郵便配達夫と灯台守に対してほのかに発酵した興味を抱いている私なので、映画や小説のタイトルにこれらの職業名があると、どうしても手にとってしまうわけです。
この前もレンタルショップに行ったら『灯台守の恋』という、なんかもうズバリ過ぎるタイトルの映画を見つけマッハの勢いで借りて帰ったのですが、これがワナでした。
ヒロインを演ずるのは、見るたびにいいのか悪いのか判断がつかないまま保留になっているサンドリーヌ・ボネール。これは、まあいい。問題はサンドリーヌの相手役の男優。一瞬いい男かな?と思うのだけれど、それはほんとに一瞬だけ。
パッと見いい感じの焼き色がついてるけれど、いざ食べてみたら塩気も水気も足りないモッサモサのパンみたいな男。いっつも同じ顔して、色気もニュアンスもあったものじゃないのですよ、これが。はー。
話もしょーもないし、パーフェクトに時間の無駄でした。
損した気分になりたい人に、おすすめします。
郵便配達夫は、まだわかるにしても、灯台守かあ。灯台守って何しているのでしょうね。暇そうだなあ~。
「灯台守の恋」ってタイトルはかなりいいよね、神秘的だし、惹かれるものがあるわ。でも、損した気分だったのですね。
郵便配達夫のほうは、やはり真っ先に思いつくのが「郵便配達は二度ベルを鳴らす」ですね。でもこれ、タイトルとストーリーが全然関係ないですよね。
気になる職業って、あまり考えたことないです。今度までに考えておきます。
自転車の場面とか、いい感じなふうかな?
と、思ったけど・・・真面目に見る態勢になかったので、BGMな感じだったの。笑
>パーフェクトに時間の無駄でした。
損した気分になりたい人に、
タトローぢゃンにそう言われちゃぁ~、真面目に観なくてよかったぁ~~!!って、思うわな。
灯台守関係は・・・・
『喜びも悲しみも幾年月』古っ←これ歌う歌手は、すっごくいい声なのよね。(誰も知らんか?)
三島由紀夫の『潮騒』にも、この灯台守の家族が出てきて・・・重要な位置づけにあったね。と思う。
タトローぢゃんの文章って、楽しいいいねぇ~。
興味深い。例えもおもしろいわ。
>暇そうだなあ~。
気象観測なんかもしてたみたいですよ。
でも暇そうな感じがするよね。
灯台のランプは昔はぜんまい仕掛けで、二時間ごとに
ぜんまいを巻かなくてはいけなかったそうです。
自動化される前は、かなり大変だっただろうね。
日本の灯台は現在全て無人化されているそうです。
だから日本にはもう、常駐の灯台守はいないんだって。
『郵便配達は二度ベルを鳴らす(The Postman Always Rings Twice)』。
このタイトルは、小説の内容自体とは全く関係ないところから
持って来たらしいですが、ものすごくサスペンスフルな雰囲気があって、
内容とは無関係にもかかわらずこの小説にピッタリのタイトルだと思います。
>自転車の場面とか、いい感じなふうかな?
だけどさー。
自転車の場面って、いつでもたいていイイ感じするじゃン。
そんなことない?
私、映画の自転車が出てくる場面ってたいてい好きだな。
>『喜びも悲しみも幾年月』
それ♪オーイラみーさーきのー♪っていうヤツでしょ?
知ってる知ってる。そういえば、この歌があったね。
今You Tube で聞いてきちゃった。
蟻ちゃんの言ってるのは、若山彰?確かにいい声で歌ってるね。
この映画、見たくなってきました。
そんなことない?
うん!!そんなことある。ありまくり!
私もそれ!言いたかった。自転車の場面・・・好き!
&
映画じゃないけど、
クイーンの自転車りんりん りんりんする歌!
なんか好き!笑
そうそう!若山あきら(ピンポン)いい声でしょ。
昭和の大昔の歌で、好きなのは、
これと、「新雪」古っ!
>クイーンの自転車りんりん りんりんする歌
"Bicycle Race"?私も好きよ。
>これと、「新雪」
知らん。
今You Tubeで聴いてきた。灰田勝彦?
若山彰といい、この鼻にかかった声出しの歌唱法が、
なんともレトロな感じ(笑)。
『マッハ GoGoGo』の主題歌(高橋元太郎&東京マイスタージンガーのほう)も
好きなんじゃない?
聴いてみて。
http://www.youtube.com/watch?v=lZv7hvgQ4bY
でも、どこから、このようなものが出てきたの?
マイスタージンガーって・・・・爆
それにしても
You Tubeって、ホント!楽しいよね。
次から次へと、漂いすぎて、時間を忘れることがある。
古ーいアニメです。
これ、うちの方では今再放送をしているのですよ。
やってると、つい見ちゃいます。
マイスタージンガーって「親方歌手」とかいう意味らしいよ。
なんかマジンガーZ!みたいな語感。
You Tube 楽しいよー。
昔のCMとか、たいてあるもん。
どこのどなた様か知らないけど、ほんと有り難いです。