週刊金曜日編集後記（平井康嗣）

写真は3月11日の沖縄・名護の西海岸の猫たちです～
また行きたいですね～ほっっとします～♪

週刊金曜日は定期購読しています。
編集長後記がいいですね。転載します～

以下転載＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

【２】 編集長後記

　ろくでなし子さんの公判が始まって、４月10日号は漫画を掲載し、今週号では開発好明さんに論考を寄せていただいた。彼女は芸術活動では「まんこ」を問い、それによって逮捕された後は「猥褻」も問うている。その問いを、たとえば権力に対する問いだと理解し、共有し、回収することには要注意だ。

　無論、猥褻＝法の解釈は権力に委ねられているという構造はある。だがそこに気をとられず、他者の発した問いをほんとうに「わかる」のかを考えてみたい。言ってしまえば他者の「問い」は、その他者にならなければ「わかる」ことなどできないはずだ。「アイ・ワズ・ろくでなし子」と発せられるか、である。ならばあなたも彼女と同じように活動し、問いかけはじめなければならないはずではないか。

　私は違う。彼女の問いは世間から石を投げつけられようとも問わざるをえない自分だけの問いなのだ。「問い」と「社会問題への意識」も違う。立派な問いをもつ必要はない。自分に誠実な問いをもつこと。あらためてそう思う。（平井康嗣）

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以上転載