ミモザの春雨日和

猫と花と沖縄の、散歩写真ブログです。

沖縄を返せ。沖縄へ、返せ。

2022年10月13日 | 沖縄
ブーゲンビリアのきちきち日記 から転載します。



初めて沖縄に行った時のことを思い出しています。
以下の文章は、ずいぶんと気負った文章ですが、神奈川生協の冊子に掲載されました。
私のブログの原点として掲載しておきます。
2005年に沖縄に行ったことが2006年にブログを始めるきっかけになりました。
そして2022年現在、まだブログを閉じずに、このまま残したいと思います。


以下転載・・・・・・・・・・・・・・・・・


沖縄を返せ。沖縄へ、返せ。

 ミア クチーナ エ ターボラという名の生協の店に、毎週買い物に行っている。
 買い物をしているだけの組合員で、その日は偶然、階段に貼ってあるチラシを見たのだった。

沖縄戦跡基地めぐりという字が目に入ってきた。
しかもその日が申し込みの締め切りの日だったから、すぐに申し込みに行った。

 なぜこのような素早い行動がとれたのか、偶然というよりも必然だったかも知れない。
相模原市に生まれ、米軍基地はすぐそばにあった。イラクのこと、ファルージャの街はどうなったか気がかりだった。
去年の8月、沖縄国際大学にヘリが墜落してから、その後どうなったかも見たかった。
綿井健陽さんのドキュメンタリー映画、イラク戦火の家族たち「リトルバーズ」をみてさらに、彼のブログを見た。そこで紹介されていた岩波ホール上映の「亀も空を飛ぶ」を見た。この映画はさらにわたしを圧倒した。ぼーっとしたまま買い物に行ったら階段に貼ってあったチラシに「沖縄」があった。

 まさか平和学習のカンパで行かせてもらえるなんて知らなかった。
辺野古に行かれるとは、思いもしなかった。この流れは奇跡が起きたかのようで、まだ呆然として夢うつつの中にいる。COOP神奈川に敬意を表したい。
沖縄に行きたいという長年の夢がかなった。
みな様に深く感謝し、これからの活動につなげたい。

 旅の最後に辺野古に行くことができてよかったと思う。
今でも鮮やかに、海の美しさが目にしみて、涙が出てしまう。
テントのおじいと握手した。「神奈川県の相模原市から来ました。わたしもこれから、相模原で、がんばります。」と言うと大きな手で強く握りかえしてくれた、あの強い力と無言の思いをわたしは忘れない。半日は座り込みたかった。時間がなくて申し訳なかった。また行くことになるような気がしている。
もっとも相模原の米軍基地も大変なことになるけれど、市長も議会も市民も早期返還を求めている。

 余談になるが、12月9日、帰りの空港で琉球新報を見た。1面見出しが、「市民運動家に逆転有罪」立川反戦ビラ配布。写真も大きく出ている。さすが沖縄、と思った。コピーして立川の反戦ビラ裁判事務所にFAXを流し、さらに地元の集会で配らせてもらった。
辺野古の署名も集め始めた。まだやることはいろいろありそうだ。辺野古のビデオ上映会もやりたいと思っている。

2005年12月    小牧みどり(相模原市在住)

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以上転載




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