生涯で桜の咲いている
期間だけしか共に過ごせない事に
泪が零れないように
舞い散る桜を見上げていると
うしろから
そっと抱きしめながら
『桜を追いかけて一緒に過ごそう』
すぐに甘い言葉で誤魔化す彼
「出来ないくせに‥」
嬉しいくせに喜べない言葉が溜息と漏れる
『美月と一緒ならソラだって飛べるさ』
「わかりました‥もう十分です」
ほらっ・・
泪が零れちゃったでしょう
泣き顔を彼の心に刻みたくない
いつも幸せそうな笑顔の私を
覚えておいてほしいから
彼が存在してくれたから
私は幸せになれたのだと
彼の心に残して欲しいから
彼の為に美しく輝いて過ごしたい
『俺が守り抜いた笑顔』 だと‥
誇りを持ち続けてほしい
誰よりも幸せだと胸を張っていたい
星を渡って夢を紡いで
一緒に桜を追いかけて過ごしましょうね
「あ・り・が・と・う・・・
今日も世界で一番幸せです」
美月さんの言葉にたくさんの力を頂きながら
誰にも言えない、切なくて悲しい恋を
続けています。
美月さん、なんて切ないんでしょう
なんて悲しいんでしょう
所詮、私たちは一番になれません。
愛するあの人を独り占めなんてできません。
だってあの人は奥様の
大事にされてる御家族の唯一の人なのだから。
奪おうなんて少しも思ってません。
ワガママなんて言うつもりもありません。
ただ愛する事は自由なはずです。
愛さずにはいられないのです。
運命に導かれ出逢ってしまったのだから。
でも勘違いしたらいけない。
この恋はどんな事があっても正当化できません。
何度も何度も自分に言い聞かせながら
愛するあの人との現実ではない
夢の世界で過ごす大切な時間を
懺悔しながら生きています。
美月さん、切なくて悲しくて
この世から消えて無くなりたいです。
mimiさん「私たち」とおっしゃるのは
私を含めていらっしゃいますか?
此処へ集まる方を含めていらっしゃいますか?
「正当化」とは正しいように見せかける行動や言動のことです。
愛する彼のために私が出来ることは
輝いて活きることです。笑顔で過ごすことです。
私が幸せに暮らすことです。
決して消えてしまうことを望んでは、おりません。
もう二度と彼と出逢えなくとも‥
彼を愛し続けることが出来ることが幸せなのです。
それが愛する想いだと思います。
自分の恋を「正当化」とは…
ほんとうに切ない想いをされていらっしゃる方は
口に出来ないと私は思っております。
「罪悪感」に対する言い訳けは記しておりますが
正しい事のように見せかける恋は経験したことがございません。
哀しく苦しいですね‥