彼は私の創造者だから
私の「トリセツ」を持っている
というか・・熟知している
どのタイミングでどうすれば歓ぶか?
当然!笑いのツボも押さえてるし
隠し事をしていることも・・
愛し合う時の反応も・・すべて
理解してくれているから
私は素のままで楽なのです
彼の傍らに居られたら幸せなのです
自己完結してひとりで泣き続けても
彼が来れば躰は悦んで受け入れる
永年の積み重ねなのか相性なのか
逢いたかったくせに・・
感じない振りをしても・・
指と指が絡み合う時に声が
女の啼き声が漏れ出してしまう
「逢いたかった・・君を抱きたかった」
って彼が耳元で囁けば
心が震えて涙も溢れだす
私の想いが溢れだす
すべてが待ちわびて溢れだす
何処をどうすれば・・・
どう反応するか分っていて
薄い茶色の瞳が微笑みながら
抱き寄せる腕に心地よい
官能に誘われて静かに眠る
彼の温度を感じながら・・
幸せな二人だけの甘い時間