野に寄り添って咲く花を見つけて
写メを送ってくれる彼
私が「あ~愛されているなぁ」って
思えて感じる瞬間でした‥
美しい海岸を見つけた時も
『どう?此処にしよう一緒に住むのは』って
これ以上を望んではいけないって
贅沢すぎる愛を受けていました
三年くらい前に寂しくて逢いたくて
泣きながら電話をかけたら
テレビ電話機能付きの携帯を
すぐに送ってくれて
『ほら、毎日逢えるだろう』って
甘やかされて少女のような我儘も
さらっと叶えてくれるのです
二人で部屋の中で過ごすときは
ほとんど身に纏わずに互いの温もりを
感じながら寄り添っていた
彼の温かくスラッと伸びた指が好き
広くて優しい腕の中も大好き
躰中を這う形の良い唇も
甘く囁く声‥のけぞる背中
つま先まですべて
彼でなくては駄目なのです
彼に包まれて過ごした年月を
もう一度はじめから巻き戻して
もう一度彼に恋に落ちよう
半年も一年も五年も十年も三十年も
私には大差ないです
もう二度と忘れてあげません
もう二度と諦めたりしません
もう二度と身を退きません
ずっと、傍においてくださいね
せめて心だけでも‥