ほるすのしっぽ

のんびりいきます
のんびりお付き合い下さい(笑)

尼門跡寺院の世界

2009年05月05日 | 美術館・博物館他
昨日、上野に行ってきました
もしも待ち時間が30分未満ならルーブル展を観賞しましょ~
混んでたら阿修羅展もあるしね~、と気楽に向かった私ですが、JR上野駅公園口の改札時点ですんごい混雑
それもバギーを引きずった子供連れが圧倒的に多い

取りあえず改札は出て、上野公園入口横の総合案内所で様子を確認することにしました
阿修羅展50分、大恐竜博1時間・・・ルーブルは1時間以上ですとのこと
国立博物館の常設展にでも行くかなと、てふてふ歩き始めた時に目に入った看板
「尼門跡寺院の世界 -皇女たちの信仰と御所文化」
あれ?これって、天皇・皇后陛下、紀子さま・真子さま、華子さまetcが訪れたやつ?
東京藝術大学美術館は行ったことがないので足を運んでみることにしました

尼門跡の存在は知っていたのですが、明治時代に皇女の出家が廃止されていたのは知りませんでした
そう言えば紀宮さまとかどこかの門跡になられるのかなぁ?とか思ったこともありました(むかぁ~しね)
皇族の範囲が狭められてからは、尼門跡になるほど人数がいませんものね

展示物は尼門跡の物だけあり、おままごとのようなお支度品やお人形とか、童の画も多かった気がしますね
カルタなんかも挿絵がとてもキレイでした
すごろくなども雅な感じです

中でも霊鑑寺の上段の間を会場内に再現しているのですが、襖絵などはCANONのレーザープリンターで印刷されたものだとか
これは素晴らしかったです!
襖絵も見事なんですが、CANONの技術の素晴らしさにため息が出ました
側に寄って目をこらさなければ印刷物だなんてとても分かりません

そう言えば、昭憲皇太后のお召しになられた大礼服が展示されていましたが、ドレスのサイズからも分かるように、とても小柄な方だったんですね
(貞明皇后が小柄な方というのはよく知られていますけれど)
それが6人の官女が持ったという総刺繍のトレーンはさぞや重かったろうなぁと・・・
それでも背筋がピンと伸びている昭憲皇太后のお写真を見るにつけ、明治から大正を生きた女性の気概を感じずにはいられませんでした

それぞれの尼門跡の書などもとても見事で、女性だけでなく、男性にも十分楽しめる内容だと思います
6月14日までです


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